『もう一度、その仕事を「好き」になってみませんか？』

こんにちは。

水曜日の「キャリアアップ」担当のみずがきひろみです。

今日は、「キャリアアップ」のための「心がけ」についてのお話です。

仕事に限らず、何事につけても、「うまくいく」ための必要条件というのがあります。

それは、「私は、ここが好き。ここで頑張りたい。ここの人たちといっしょに誰かの役に立ちたい」という、肯定感です。

これを「コミットメント」と言います。

「コミットメント」は、仕事だけではなく、パートナーシップでも、YESかNOかという分岐点で鍵となる「気持ち」です。

NHKの「プロフェッショナル」という番組で、「プロフェッショナルとは、ある職業に選ばれた人のこと」と言った人がいました。

「キャリアアップ」をするということは、まさに、「その職に選ばれること」です。

多くの場合、「その職に選ばれる」には、「仕事ができる」だけでは不十分みたいです。

「仕事ができる」ことは必要だけれど、それと同じかそれ以上に大事なのが、この「コミットメント」があるかどうか、なのです。

こう考えてみてはどうでしょう？

「自分（仕事）のことを本気で愛し抜いてくれる覚悟のある人でなければ、自分（仕事）を任せることなんてできないわ」

これが「仕事」、つまり「組織」や「職」、の気持ちなのだ、とすれば、なぜ「コミットメント」がキャリアアップのための必要条件なのか、わかりますよね。

そう、恋愛といっしょなのです。

きれいだったり、かわいかったりするだけでは恋はなかなか成就しません。

最初は、お互いにお見合いで、「お互いのタイプかどうか（欲しいものが手に入りそうかどうか）」を見て、脈がありそうなら、おつきあいを始めるでしょう（その仕事に決めます）。

でも、次の「キャリアアップ」のステージでは、「本当に私（仕事）を愛し抜いてくれる？私（仕事）を大事にしてくれる？」と「仕事」の方があなたに聞いてきます。

おつきあいして3年、そろそろ結婚を考えるステージだと思ってください。

お互いに相手のことがわかってきて、いいところだけじゃないわ、と思うだけに不安もあります。でも、ここで絆を深められるかどうかが恋愛の行方を左右しますよね。

キャリアもいっしょ。仕事に慣れてきて、組織のこともわかってきて、いいことばかりじゃないから文句の一つや二つ、すぐに出てくる頃に、「キャリアアップ」のチャンスがめぐってくることが多いのです。

そんなとき、「私はあなた（仕事）がとっても好きなの。大事にするから私に任せて！」という気持ちを表現することができるかどうかで勝負が決まったりします。

だって、愛してもくれない人に身をまかせるのはイヤじゃないですか。（仕事の気持ち）

「仕事」、いわゆる「組織」とか「職業」って臆病なのだ、と私は思います。

だから、「職業に選ばれる」ためには、まず、あなたがその職業を「選ぶ」ことが最初の、そして一番大事なステップになるのです。

まず、あなたから「仕事」を愛してあげてください。

それは仕事の内容そのものかもしれないし、同じ組織に所属する仲間かもしれないし、あなたが所属する会社やお店が扱っている商品やサービスかもしれません。

もちろん、イマイチなところもあるでしょうけれど。
でも、もう一度、どれか一つに対してでも愛をもてないか、見てみませんか？

あんまりにもがっかりさせられることが多かったとしたら、痛すぎて、「もう一度」なんて考えられないかもしれませんね。

そんなときは、私たちにお電話をください。
何ができるのか、どうしたらいいのか、いっしょに考えていきましょう。

恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス