今、東京の自宅に戻ってきました。

気仙沼市立階上中学校へ物資を届けてきました。

皆さん体育館と校舎に避難されていました。
学校が始まるので、
明日から公民館や小学校へ移動される方もたくさんいる中で、
皆さんが夕飯のカレーライスを食べ終わった後の少しの時間に、
体育館でライブをさせていただきました。
ご飯のいい匂いが玄関までしてました。
また明日から始まる新しい生活に向けて歌を届けてきました。
ばあちゃん様たちも涙を流しながら手を叩き、一緒に歌ってくれました。

日が落ちれば、びっくりする位に星が綺麗な美しい街、気仙沼。
僕が大好きな街、気仙沼。
この街で、みんなで、その両手で、掴みとっていく新しい幸せに向けての願いを、祈りを、メッセージを。
音楽に込めて。

ライブの途中にもまた強い余震があり、
隣の人とお互いの肩を抱き合い、一瞬にしてざわつきと不安の渦が広がりました。
地震が悔しい。揺れが悔しい。
頼むからもうこれ以上大きくなんねぇでくれ。と、揺れの中で俺もひたすら祈った。
それでも、
「余震なんかに負けねーで、上を向いて、生きて生きて生き抜いていこうぜ!」
というかけ声に、
「イエーーーイ!!」
と力強く皆さんが返してくれました。
一番前に座って見てくれた小さな男の子は、
「こんなの全然平気だよー」
って笑ってた。
すげえかっこいいぜ少年。

ライブの後、子供達がサインをもらいに列を作ってくれて、
全部流されちゃったからさーって
ノートとか紙とか携帯とか財布とかタオルとかカードゲームのカードとか
それぞれの持ち物に、
『がんばっぺ気仙沼!』
と書いてきました。
一緒に写真も撮りました。
カラーボトルのあぜ道をゆけ!! Powered by Ameba-image0116.jpg


地震があって、
気仙沼のニュースを見るたび聴くたび浮かんだ顔。
胸が壊れそうになるほど思い出してた。
体をすっ飛ばしていますぐ会いに行きたかった。
デビューのずっと前、気仙沼出身のアーティスト熊谷育美たちと一緒にライブをした気仙沼のサクラボウルのでのライブ。
Wiseのライブ。ケーウェーブのライブ。唐桑星祭りのライブ。テントで蚊にさされまくった。出前百丁ライブ。みんな見えなくなるまで手を振って送り出してくれた。健闘を祈ってくれた。
電車にのって旅行に行った。シャークミュージアムでサメのキーホルダーを買った。海鮮丼食った。あら汁すすった。
ケイコ先生。ちよさん。ゴウ君。ゴウくんママ。いくみ、いくみパパママ。コウさん。鈴木家。ホワイトちゃん。三浦家。あおい。もんさん。たくさんたくさんたくさんたくさん。
たくさんたくさん!
辛いときいつも支えてくれた。支えられてた。金がなさすぎて涙が出たとき。俺たちこれからどうなるのか不安になったとき。しんどい時はいつも思い出したら自然と頑張れたからさ。



今回、ドリーミュージックのみんなから託された義援金。
物資。レアオブザループからのネックウォーマー。
大阪でいただいた義援金。
全国からいただいたひとつひとつのメッセージ。想い。愛。
責任を持ってしっかりと届けさせていただきました。
この体この心、今持てる全てで。

道中、目にする凄まじい景色に僕は折れそうになったりもして、
それでも東北の皆さんのたくましさ、街を愛する気持ち、情熱に触れる度、
人間の底力。音楽の持ってる不思議なエネルギー。笑った顔に出会えたときのめっちゃ嬉しくなる気持ち。
涙の浄化作用。
そういった事を噛み締めながら今日は眠れそうです。

行かせてくれてありがとう。
歌わせてくれてありがとう。ほんとうにありがとう。

曲をつくります。