久しぶりの投稿ですが、
ふと思ったことがあったので書いてみますね。
私はファッションコンサルタントとして活動してもう早15年が経とうとしています(本当に早い・・・)
その中で印象的だった出来事なのですが、
お客様というのではなく、たまたまのご縁で知り合った方と
外出する機会がありました。
先方は、これまたファッションコンサルタントとしての活動を
始められたところ、という方でした。
ですので、お洋服のバランス、似合うかどうかなどについて見ることができる方だったわけです。
たまたま外出先に、私がよく自分の服を買うお店があったので
ちょっと見てみますか、ということになりそこで私が彼女にお洋服を見立てました。
そのお洋服の雰囲気は、そのかたがこれまで試したことのないジャンルの服で、
綺麗な色のきちんきちんとした雰囲気というよりは、
少し着崩して大人の女性の雰囲気が出るというようなタイプのブランドのものでした。
その服はそのかたにとても似合い、
これまでその方からは発露していなかったえも言われぬ大人の女性の色香が
その服を着たその方からは匂い立つようでした。
その方はその服を着てとても戸惑っていました。
「この服がお似合いなのはわかりますか?」というと、
「はい、それはわかります」と。
でも、それに続けて出てきた言葉は私の予想になかった言葉でした。
「これが自分に似合うのもわかる。
そしてこの服を着た自分がこれまでとは全然違うのもわかるし
それがとても素敵なのもわかります。
でも、これを受け入れてしまうと、この世界に足を踏み入れてしまうと、
私は自分の人生の全てを変えなければならなくなる。
ワードローブも総入れ替えになってしまい、膨大なお金がかかることになる。
それが怖いので、この世界には触れないでおきます」
というようなお答えでした。
この答えを聞いて、私はものすごくびっくりしました。
そういう考え方があるのか・・・と。
私は変化は怖くありません。
(いや、決断を前にして足がブルブルすることはありますけど笑)
というのも、これまで50年以上という時間を生きてきて、
「することの決断で生まれたプラスの変化」が
「しないことで得られるこれまでと同じ安定」よりも
ずっとずっとずーっと、楽しいこと、そして
得るものが大きかったことを体験してきているからです。
私のファッションコンサルを申し込んでくださるお客様は、
「これまでの人生から、なにかを変えていこう」というお気持ちのある方がほとんどです。
で、私がファッションコンサルという仕事をしているのも
そのかたがこの限られた人生という時間の中で
自分の持っているものを生かして最大に幸せになってほしいからという理由です。
決断のタイミングというのは確かにあります。
何でもかんでも無理して飛ぶのがいいということではなくて、
変化を最初から恐れて進まないことが、
本当にもったいないな・・・と思うのです。
変わらない前提、ではなくて
より幸せなほうがあるならそっちへ行ってみよう、という意図を持つことで
人生はいくらでも、変わっていくのですよ^^
最近人間ドックで出かけた先での一枚。
なかなか、幸せそうに生きていると思うのよ自分(^。^)