<〜これまで〜>
姉ちゃんの紹介で資産運用アドバイザーを紹介してもらうことになった私。
写真を見て、すました若いヤツかと思ったら
会ってみるとまあ性格良し、すれてないいい青年!
だけど、服が、本人と合ってない!
ということでファッションコンサルを受けてくれることになり、
ブランドイメージを伝えて当日を待つばかりだったのだが・・・?!
・・・・・・・・・・・・・・・・・
馬場さんに似合う服を考え、
大阪でお店を見に行き
イメージはある程度固めたものの、
ファッションコンサルはやはり
店員さんとの関係が大事なのですよね。
店員さんも巻き込んで味方につけて、
一緒になってその人に似合うものを考えるというのが
私のスタイル。
その方が、私一人で考えるよりも
何倍も可能性が広がるからです。
クライアントの幸せを一緒に考える仲間を増やす感じ。
時には、奥から
「これ、いま店頭には出してないんですけど・・・」とか
いう服も出してきてくれたりするし、
例えばそのコーディネートに
こういう靴が良くて、近くだとどこそこのお店にあると思います、
とか教えてくれたりします。
なので、前もっての下見とお店の方とのコミュニケーションは欠かせないのです。
なのに、日程的に、
スケジュールの関係で
コンサル前日の東京での下見ができない・・・
うーむ。
じゃあ、空いてる日に弾丸で行こう!と思いつき、
新幹線の往復切符を買っていそいそと東京に向かいました。
いろいろ物色しつつ
いい店員さんを狙い撃ちし
(というか私の運の強さで出会ってしまう)
馬場さんの写真を見せながら一緒に服を選んでいく・・・
うんうん、いー感じに似合う服が見つかっていきます。
よしよし♪
何軒目かに行ったお店では、
すごく似合いそうなものが見つかったし、
お店の人も親切で
お水をくれて、ソファで休んでいってください、と
言ってくれて、やれやれひと休み・・・してました。
・・・と、そういえば
馬場さんに念のため靴や胸囲のサイズを
メールで聞いてたけど、返事来てるかな〜?
と思ってその場でタブレットでメールを開く・・・
と。
凍りつきました・・・🍧😱
そこには、ま・さ・に!馬場さんからの返信がありました。
「◯日のファッションコンサルの件ですが、
コンサルを受ける意味をずっと考えていたのですが・・・云々・・・
コンサルの予約をキャンセルは可能でしょうか・・・云々
文面から伝わらない部分多く、
は・・・はぁ!?!?
不快な思いとかなんとかの前に
その場で固まりました。かきーん。
店員さんは
「では、このサイズがよろしいですね(ニッコリ)」と
依然として優しく微笑んでくれています。
私、かなり引きつった顔😨で
応対したと思います、その時・・・
とりあえずお店を離れ、
座れるベンチを見つけて、
電話したのは姉ちゃんでした。
ゆ「ね、姉ちゃん・・・ゆっこはもうダメだ・・・(ばた)」
姉ちゃん「えー?!どしたのー?!」
ゆ「馬場さんからコンサルをキャンセルしたいって・・・」
姉ちゃん「え〜〜〜!!!!
ちょっとそれどういうことなの!?」
ゆ「わからん・・・だがもう起き上がれない・・・どうすりゃええんだ・・・」
姉ちゃん「ちょっと待って!とりあえず馬場くんに電話してみる!」
ゆ「ひょろろろ〜〜〜(気絶寸前)」
〜30分後〜
姉ちゃん「とりあえず話した!ゆっこが東京に下見に来てる話して、
とりあえず謝罪したいから会えないかって!」
・・・・。
・・・・・・・・。
もう、これ行くしかないよね・・・
というわけでそこからすぐのカフェで待ち合わせ。
程なく到着した馬場さん、
緊張した面持ちで話を始めました。
話はダイジェストでこんな感じ。
最初お会いした日はなんだか気持ちが盛り上がって
コンサルを受けると言ってしまった。
その後日にちが経ち冷静になるにつけ、
本当に良かったのかという思いがあり
自分なりにコンサルを受ける意味を紙に書いて考えたりもした。
ゆっこさんの言ってくれたエルメスやボッテガにも
行ってみたけどなんだかピンとこないし
こんな額を払って、自分は服が欲しいのか疑問になった。
服を見てもらうだけで10万円を払う・・・
そもそも服にあまり興味のないのに
そこにそんなお金をかけるというのはどうなんだろう?
という気持ちがムクムクと大きくなり、
ゆっこさんに話をしなければ、と
思いながら今日になってしまって・・・
そこにゆっこさんから下見をしているとお聞きして
すっかり動転してあんなメールになってしまいました、と。
そこで、私からは
エルメスやボッテガというブランドのイメージというのは、
あくまでそのイメージが、
馬場さんのキーワード(品やあたたかみ、育ちの良さ)
と一致したから例として出したけれど、
イコールそこで服を選ぶということではなくて。
(コレクションラインの服は20万とか30万とかするうえ、
人気品は受注会で顧客が買い占めていたりするので、
お店にはあまり品物がなかったり、
地味目なものばかりだったりすることがあるため)
確かに「服を選ぶだけ」だけれど、
時間をかけて、その人にドンピシャに合う素材や色を感じ、
似通った服の中でも、ど・ストライクのものを選ぶため
店員さんとも関係を作り、相談してコーディネートを決めていること。
そのための下見で今日日帰りで来ていたこと。
また、コンサルを受ける価値としては
「服によってクライアントに安心感を感じてもらう」ことや
「まだ会っていない未来のクライアントに写真を見てもらうことで
馬場さんの持っている品の良さや温かさが伝わる」ことなどがあること。
そして、個性に合った服を着ることで
本来の魅力がより強く表現されるので、
自分や、自分のサービスに合った人たちがやってくること。
などなど、かなり腹を割っていろんな話をして。
そうしたら、馬場さん、
「いろんなことがわかっておらず、
いたずらに不安になってしまってお断りしてしまいました。
本当にすみませんでした」と
心から謝ってくれました。
長い時間、お互い正直になって話し
結果、すごく打ち解けることができました。
やっと私が笑顔になった時、
馬場さんが見せた笑顔がホッとした感MAXでした!
(馬場さんがちょっと涙目になっていたのは内緒です)
これ、思ったのは、
「あー、この人(馬場さん)は、ほんとにめっちゃ素直で、
正直ないいひとなんだなぁ〜。
自分の持ってる情報だけでは、心が「No」って言ってるから
前に進めなかった。
それを率直に伝えてくれていただけなんだな〜」
(ま、後から自分に余裕ができて思ったことではありましたが)
馬場さんの素直さがあったからこその事件だったのだと思います。
↑話を終えた後のホッとした笑顔!(人柄の出たいい顔だ笑←内心の声)
それで、この日は笑顔でお別れし、
私からコンサルのポイントをメールで改めて送るので
それを見てコンサルを受けるかどうか返事をもらうということにしました。
少し経って私がコンサルの方向性をまとめ送ったメールに対し、
馬場さんはその日すぐに返信をくれました。
「全部よく読ませていただきました。
たくさんのアウトプットありがとうございます!
これからの仕事のために、変えるところは変えていきたいです!
コンサル希望させてください!
ゆっこさんにお力添えいただきたいです!」
うわーいっ♪
これで心おきなくコンサルができるっ♪
ホッと胸をなでおろすとともに
またワクワクが止まらなくなってきたのでした。
(続く)
※次はいよいよコンサル編!
<このシリーズの記事>
その3はこちら(この記事)