ニューヨーク・旅の極限状態において自分の生態を知る・・・の巻 | 写真家yukko*のVIVIDにゅ~す!

写真家yukko*のVIVIDにゅ~す!

写真家でファッションコンサルタントのyukko*です。

わたしは、人は幸せでいるために生きていると思っています。
お洋服や写真を通じて自分を見つけ、あなたの幸せをVIVID(イキイキと鮮やかに)に生きようぜ♪

いやー・・・

 

はい、ニューヨーク生活19日目のyukko*です。

 

いやー・・・・・・・

 

いろんな事実がどんどん発覚・露呈している今日この頃。

 

あのね。

私ね、地図、方向、交通機関の割り出し。

移動に関すること全般、ほんとーーーーに、苦手なんですよ。

 

ま、そこまでは自覚はあった。

 

でもね、一人で世界を飛び回るためには

やはり知識であったり地図の見方であったりは必要で。

 

これまで、三十年前の単独イギリス留学の頃から

(その頃はあんまり日本人なんていなかったの)

がんばってきたの、サバイバル的に。

 

そして、旅の時って、ほぼほぼ一人だったので

あまり気づかなかったんだけど。

 

ここにきて、前回も今回も、ニューヨークでは

姉ちゃんがいて。

 

うちの姉ちゃん、結婚してからずっと専業主婦で

海外は新婚旅行で行ったきり、みたいな人で。

英語も別に話さないから、まあ、本当に旅の初心者ですよね。

 

ただ、彼女は日本では車の運転が得意で

地図も読める人。

私とは全然違うタイプです。

 

で、その姉ちゃんが今回、

一人で外出することになって、やはり不安なのか

 

「ちょっといい?この駅の乗り換えのことなんだけどさ〜」

 

って感じで聞いてきた。

 

ちょうどそこの目的地の最寄り駅は、

今滞在しているブルックリンの家からは結構面倒臭い乗り継ぎがあって。

 

で、なんか、話しているうちに腹立ってくるわけです。

イライラして、言い方もトゲトゲしてきつくなるし。

 

そしたら姉ちゃんが、

「あのさ、なんでそんなに怒るわけ?

私としては、ちょっと乗り継ぎのことを聞いただけなのに

すごく怒られてる感じがするんだけど」

という。

 

で、いろいろ心の内を話していたら

自分でも驚くくらい、

 

自分が地図と方向がどれだけ苦手で、

でもこれまでどれだけのエネルギーを使いまくって「なんとかして」きて、

それがどれくらいの自分の電池を消費していたか・・・

 

いやー、ホントにね、

私、得意なこと(写真、ファッション、歌、料理という極めてせっまーい範囲)は

ものすごーくできるけど、

 

「できない」ことについては、人間としてほぼ「カス」状態なんですよね。

 

ただ、「できる」ことが、あまり通常に多くないジャンルのため、

「多彩ですねー!!」って言われちゃうけど、

できない部分のカスっぷりがどれほどとんでもなくすごいかを、

みなさん、知らないんですよ・・・

(だって私自身だって知らなかった・・・)

 

そもそも、できることとしてる「写真、歌、ファッション、料理」のみ、

それにしたってその中のもっとずっと狭い範囲だからね。

歌は楽譜が読めないし音符見て虫唾が走るし

カメラの操作方法だって興味なくて取説とか死ぬほど嫌いだし

料理だって手際よく、に関しては小学生よりできねえと思う。

ファッションも着回しとか興味ゼロ、そういう知恵とか皆無だし。

 

だから、それ以外のことは

本当、一般的な値の人が聞いたら

「えー!?そんなことができないの?!」っていうようなこと、

それが苦痛で仕方がない。

苦手なことやると、ものすごい勢いで電池減る。

信じられない勢いでゼロになるんだよ・・・

 

知らない土地に行って、「どっちが北の方角かを知る」ことなんて、

ホントに死にたくなるくらい苦痛ですからね・・・

 

ついでに言うと、

タブレット起動することとかだってそもそも苦手ですし(←だから、信じられないっしょ?)

(いや、そもそも機械、全部だめですからね!)

 

で、姉ちゃんにあれこれあれこれ話した。

 

これまで、そういう方角や地図のことは死ぬほど苦手だけど

自分でなんとかしなきゃいけなかったから

死に物狂いでやってきたのよ。

 

言葉だって、留学の最初の頃はおぼつかなかったから、

言いたいことが通じない時には紙に目的を書いて相手に見せたりしたのよ。

 

そういう苦労を散々一人ぼっちでしてきて、

それは人には見えないかもしれないけど、

すごーく大変だったんだよね。

本当に大変だったんだよね!

もう一回言うけど、ほんとーーーーに大変だったんだよね!

 

当時はがんばらなくちゃと思ってとにかく頑張ってなんとかしたけど

若いから体力任せでなんとかしたけども

もうがんばらなくていいとわかってしまった今となっては

いかに大変なことを(あくまでも自分にとっては、だが)してたかわかる!

 

だから、それを気軽に聞かれることで

すごーくイラッとしてしまうのだよ!

 

そしたら「そんなに大変だったんだ!」それは想像できなかったわー・・・」と。

 

で、それ聞いて、

「そっか、みんな私のこと、そんなに大変じゃなく見えるんだ・・・」

とこれまた愕然。

 

いやもうほんとね、私の日常は

できないことを無理にやってることだらけですよ!

 

写真と歌とファッションと料理以外はね!!!

 

と、いうことに、

極限にイライラしながら気づいたよ、というお話でした・・・笑

 

 

 

 

全然関係ないけど

ニューヨークで出会った友人シルビアの個展で、姉ちゃんと。