ドリスと文化人類学とお買い物の言い訳 | 写真家yukko*のVIVIDにゅ~す!

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写真家でファッションコンサルタントのyukko*です。

わたしは、人は幸せでいるために生きていると思っています。
お洋服や写真を通じて自分を見つけ、あなたの幸せをVIVID(イキイキと鮮やかに)に生きようぜ♪

私の大好きなブランドのひとつ、

ドリス・ヴァン・ノッテンのカタログもらった。

 

 

 

服が「がーわーええー!」と悶えるのはもちろんのことなんだけど

それととともに、ちょっと感動してて。
 

今期のドリスは、節目の年ということで、

自分が昔発表した柄に新しく重ねて模様を重ねた生地を作ったんだそう。
(ペイズリー柄の上に水玉とか、花柄にウロコ模様とか)

 

こんなとか・・・(あーかわええ・・・)(写真はVogueさんより借用)

 

 

こんなとか。(あーかわええ・・・(悶))

 

 

そして、ショーのモデルさんも、

中には少し年のいった人も混じってて。

昔のコレクションに出てくれた人に再び声をかけて出てもらったんだって。


すごいね、本当にぐるっと回っていい仕事してる。

それだからこその、最終ページの写真なんだね。

 


真ん中にいる男性がドリス。
みんなの笑顔に囲まれている。

 

写真家的観点からすると、このカタログ、モデルさんの表情がすごくいい。
ショーの時のありがちな無表情系顔とみんな全然違う。
人間が服楽しんでます、っていうのがちゃんと伝わる。

 

通常、こういうルックブックって、上のような

ショーの写真をプリントしたものが多いけれど、

こうしてわざわざ写真家に撮らせるっていいね。

さすがだなと思う!

 

 

だってさー例えば。

 

 

このひとが、カタログではもっと柔らかくて

 

 

 

この人↓に至ってはさー

 

 

こう↓ですからね(笑

 

 

 

以前アントワープにいった時、

ちょうどモード美術館でドリスの展覧会をやってて、

そこで、彼が全世界、いろんな時代の文化をリスペクトして、

そこからヒントをもらったファブリックをいちから作っている、と

いうのがすごくよくわかって感動したの。
文化人類学を服で表現したようなことやってる。

 

こんなデザイナーが商業上うまくいっているって、すごく嬉しい。

(ドリスはなかなかなビジネスマンらしい)

というわけでね。

 


応援したくなって今期のニットとスカートを・・・買っちゃったんだよーい。

 

あっははーい(笑