少しずつですが、
カメラを持つ気持ちに戻ってきています。
このブログを見ている方は知っていてくださっていると思いますが
私は２００４年から写真家活動をしてきて
２００５年に写真集を出版し、
各地で写真展をしてきました。
それと共に、ライフワークとして桜の写真を撮り続けてきました。
ですが、関西で桜の咲く約一ヶ月、
毎日１０キロ近い機材を持って走り回り続け
くたくたに疲れながらも
それでも「桜の花が散ってしまう・・・」
という強迫観念のようなものに追われて
体の疲れを無視して写真を撮りに出かけ続けた結果
春が来ると
「ああ、今年もしんどい・・・」
と思っている自分に、ある時気付いたのです。
走り続けすぎた結果でした。
それから、
しばらくカメラを置いて、
本当に自分が写真を撮りたくなるまで待ってみました。
（写真家yukko＊のブログなのに
写真の話がほとんど出てこなかったのはそのせいです）
もうそれから何年になるのかな。
その間に、病気の母を送り、いろんなことがあり、
私も少し年齢を重ねました。
３０代や４０代の、とにかく精力的に仕事をする時代は終わり、
今は自分と仲良く話をしながら、仕事を進めていけるようになった気がします。
休んでいる間、時々は写真を撮ったりすることもありましたが
それも
「このまま撮れなくなったらどうしよう」という
不安があったように思います。
それが、この春から
なんとなくですが
「そろそろ写真を撮ってもいいかもしれない」
と思うようになってきました。
多分今度は、
無理しないペースで
自分の気持ちを感じながら
やっていけそうな予感がしています。
先日、植物の声を聞けるセラピストさんである
つきにこさんのサロン、「ハルモニアガーデン」に
お邪魔しました。
図らずも、ちょうどミモザが満開の日でした。
別件で伺ったのに、ちょうどミモザさんに呼んでもらったような形になりました。
ミモザさんの写真を撮っていて、
なんだかすごく、子供のような気持ちで
楽しんで写真を撮ることができました。
そして、ああ、やっぱり自分は植物たちが、そして
写真を撮ることが好きなんだな、と自覚できました。
休んでいるにもかかわらず、
私の写真を好きだと言って、根気強くまた発表を待っていると
言ってくださった方々に、
心から感謝したいですし、
少しずつですが、
私の世界観を、被写体の植物と一緒に
表現していけたらと思っています。
先日、ハルモニアガーデンで撮影させていただいたミモザ。
（こちらは珍しくデジタルで撮影しました）
ハルモニアガーデンのつきにこさんこと田中朋子さんから、
素敵な言葉をもらいました。
「ミモザさんの写真みせてもらって
まず「ミモザの精霊がうつってるー！」って思いました♪
どの表情もステキです。ふんわりと幻想的で、
優しさ、繊細さ、と、傷つきやすさ、
まだまだたくさんメッセージはありそうですし、
ミモザとつながってくださってありがとうございます。こんな風にお
よく、私の写真には「精霊や天使、神様が写っている」と言われます。
自分ではよくわからないけれど、
私がしていることは、写真を撮る前に、被写体の植物に対して
「必要な人に、あなたのエネルギーが届くようにと思っています」
ということを明確にしていること。
なので、なるように、いいように、動いて行っているのだと思います。
それはなんとなく、経験値と体感でそう思うようになりました。
写真が誰かに何かのヒントをもたらすのなら、
それは写真を撮る私にはとても嬉しいことです。
また、ぼちぼちと発表していきますね。
待っていてくださった方々、どうもありがとう。
写真家yukko＊ webページ（英日併記）