こんにちは。写真作家yukko*です。
写真作家yukko* ホームページはこちら
☆
いま北海道に帰省しているのですが、
今年94歳になる叔母のところに行ってきました。
叔母は栄養士としてずっと働いてきて、生涯独身でした。
同僚だった女性とずっと一緒に暮らしてきたのですが、
そのお友達が亡くなり、施設に2年まえに移ったのです。
頭ははっきりしているものの、だんだん耳も遠くなり、目もよく見えなくなってきて、
行ってもあまり内容の込んだ話はできないので、
なんの気なしに背中に回って軽くさすりました。
そしたら、「気持ちいいねえ…」と言うので
そのままずーっとさすっていました。
そしたら、「上手だねえ。本当に気持ちいいよ」としみじみ言うのですよ。
そうか、おばちゃん、子どももいないし、
ずーっと人の世話ばかりしてきたものね。
おばちゃんの世代だと、お金出してマッサージしてもらうのも一般的じゃなかっただろうしね。
そんなら、と足から全身、マッサージをしてあげました。
おばちゃんはずーっと、
気持ちいいねえ、気持ちいいよ、と言い続けていました。
マッサージしながら、おばちゃんお疲れさま、ずーっとがんばってきたもんねー、と
わたしの手のひらを通じていたわりとか愛とか、
そういうものが伝わったらいいなあ、
少しでも気持ちよくなったらいいなあ、と
一時間ほどマッサージを続けました。
なんだか、しているわたしのほうが
すっかり幸せな気分にしてもらえました。
ありがとう、おばちゃん。
元気で長生きしてね。