ひとりの午後に
渋谷区と新宿区の境界
社会保険労務士(社労士)・行政書士のすさきです
上野千鶴子さんのひとりの午後にを読みました![]()
上野さんは、社会学者
女性学、ジェンダー研究のパイオニア的存在だとか
このところ、おひとりさまの老後
の著者として有名でしょうか
上野さんの書いたものを読むのは、新聞・雑誌のコラムなどを除けば、多分初めて
ご自身も、このエッセイで書いていましたが、自分に対する世間一般のイメージは、攻撃的で男嫌いではないかと。。。
正直、私もそんなイメージがありました
だから、ちょっと敷居が高いかった
随分前に、遥洋子さんの東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
を読み、そのイメージが強く残っていたのかもしれません
このエッセイは、意外性満載でした![]()
まず、上野さんが鈴木牧之の北越雪譜
を引用したのに驚きました
北越雪譜は、江戸時代の越後(新潟)の生活を記した書物です
上野さんは、金沢で成長したのですね。。。
あまり北陸方面のイメージがなかったので、意外な感じがしました
そして、あの重苦しい冬
を経験していることに親近感を覚えました
それから、お風呂の楽しみ
200リットル入るお風呂だけれど、もったいなくて普段は100リットル、特別なときは120リットル。。。
でも、お風呂上りのマッサージクリームは、しっかりこだわっている
そんなメリハリのきいた庶民感覚に、共通点を見出したりもして、当初のイメージがあっけなく崩壊していきました
そんな中、特に印象に残ったのは佇まい(たたずまい)というエッセイ
記憶を頼りに、要旨を書き起こしてみると、![]()
過去にすばらしい業績を上げて現在の地位を築いた人に対しては、過去のその人の業績に目が行きがち
でも、過去ではなくて、現在のその人を見るべき
それも、地位や肩書きではなく、その人の有様、口のきき方などの佇まいを
さらに、上野さんは言う
かつての地位や業績も、今、ここでの無礼や傲慢を免罪しない
上野千鶴子さん、本領発揮!
スカッとする一文でした
また、佇まいという美しい日本語を久しぶりに聞いた気がしました
上野千鶴子さん
しなやかでタフな方ですね