パズルで遊ぼ!! 

 

 暇な時間を一人で遊んで過ごす……苦手なお子さんも多いと思います。そんなときのために試しておきたいのが『パズル』です。
 

 梯子が難しい^^;
 

 マママでは、一人で遊ばせる前に机上で練習します。完成の達成感が大切なので、バックチェイニング(最後のところから順番に)で教えていきます。完成済みのパズルから1ピースだけ外し、それを子どもがはめられたら「じょうず!」と褒めて完成したパズルを持ち上げて見せてあげます。その次は2ピース~と徐々に外すピースの数を増やしていきましょう。途中で諦めないように、1ピースはめるごとに「いいね」「その調子」など言葉で強化してあげると良いと思います。 
 

 できないときは指さしで場所を教えるなどのプロンプト(手助け)を使います。もちろん、これらのプロンプトも徐々に減らし、プロンプト無しでできたときは大きく褒めて強化します。最初から最後まで子どもが自分の力でパズルを完成させられたら、思いっきり褒めて自信をつけ、併せて達成感をもたせてあげてください。 
 

 机上で課題として上手にできるようになったら、床など普段遊ぶ場所でもできるようにします。最初はそばにいて、必要な時にはプロンプトしてあげます。一人でひっくり返しては作る~とできるようになったら、暇な時間に遊べるように置いておきましょう。基本的には一人遊びですが、完成したパズルを見せに来たらさらに褒めてあげてください。 
 

 マママでは最近、この課題をクリアした子どもには休憩時間にパズルを用意してあげます。違うおもちゃで遊んで見向きもしない子もいますが、中には休憩時間になると「パズルする!」とおねだりするHくん……すっかりパズルにはまったね(^^♪ 
 

 学習や生活のスキルだけでなく、遊びのような余暇スキルを開拓していくのも大切な訓練です。自閉症のお子さんによくみられる自己刺激などの時間を増やさないためにも良いですね。子どもたちの日々が楽しく豊かなものになるよう、その子に合った遊びを探していきましょう!(^^)/                
                                                      (A)