今日は徹底したモニターのキャリブレーションの日
これは写真を扱う者として最も重要な作業である。
私の場合は主にプリンターに全てを合わせるので、規定の6500kガンマ2.2とはいかない。
今使用のプリンターのプロファイルに合わせたしきい値にモニターを合わせる。
よって、画面とプリンターから出てくるプリントはほぼ同じ色合いとなり、明るさも同じである。
当初はプリンターのプロファイルから作っていたが、これは時間もかかるし、プリンターの使用頻度が高いものは、若干ではあるがノズルの誤差が生じる。しかも一般における6500kの色温度に戻すと、プリントアウトされたものとの差がひどい。
ならばモニターのプロファイルを作った方がかなり効率が良いと思い、今ではこのような手法でキャリブをかけている。

キャリブの順番としてはメインで作業をするMacProをプリントアウトされたものと同じ色合いになるように設定し、これを基準値に最終チェックのiMac5kモニターをそれに合わす。最近はソフトが賢くなりスタジオ内同一化のプロファイルを作ることができるので、かなり作業は楽である。これによって作業場と最終チェックのモニターが同じ色で同じ明るさ、そしてプリントボタンを押せば見たままの画がプリントされる。
最後に持ち出し用のMacBook Proを同じ数値で合わせる。しかしここは非常にシビアで、±30kは毎回再調整の幅だ!ターゲットも126という数値だが、これによってまた微妙に色が変わる。
この持ち出し用は現場で色を合わすので最も忠実でなければならない存在故に、このキャリブレーションは納得がいくまで行う。今日は2回でクリアしたので非常にラッキーである!

キャリブレーション