【兵庫県内の不登校・ひきこもりの訪問支援】
Office Sabbyです。
先日、とある中学校から
不登校の男の子が「貞本さんと話がしたい」と言っているから、早急に会ってやってくれないか
との連絡を受けました。
その子とは今年の7月ぐらいから関わり始めて、何度か家庭訪問に行ったり、たこ焼きを持ってふらっと様子を見に行ったりしたことがありました。
そんなに大事な話をしたわけでもありませんが、彼は家族のことで困っていて、何とかしてほしいということは話していました。
(ちなみに彼は学校に行かないことについてはそれほど困っていなかったので、学校のことはあまり話しませんでした)
彼は自分から積極的に話そうとしないタイプなので、私と話がしたいと言った、ということに少し驚いたのですが、まあ本人がそう言うならと、夕方彼を学校に呼び出して会うことにしました。
不登校なのに学校に来てくれました(もちろんそれも狙いの一つ)。
で、彼は私に母親と話をしてほしいと訴えました。
自分だけではお母さんと話せない。すぐにケンカになる。言いたいことが言えなくなる。だから貞本さんがお母さんと話をしてほしい、と
なるほど。了解。
でもそんな大事なことは他人任せにしたらあかんよ。
私とお母さんの二人ではなく君とお母さんが話しなさい。言いたいことがあるなら直接お母さんに言いなさい、でも二人ではダメだろうから貞本さんが同席してあげる、と伝えました。おっちゃんは調整役になるから、と。
すると彼も、わかりました、と言って理解してくれました。
じゃあお母さんに、「僕とお母さんと貞本さんの3人で話し合いたいから、学校に話をしに行こう」、というお願いの手紙を書こうということになりました。
その時点で時間は午後6時を回っていました。
彼は作文が超にがてだったのですが、一緒に文面を考えました。
黒板に、①今自分が考えていることや感じていること、②お母さんに伝えたいこと、③これからの家族について願っていること、を書き出していって最後に作文にしました。
作文を考えているときは、下手でもいいから自分で考えろとか、この作文は考える値打ちがあるからなんぼ時間かけてもかまへんよ、とか言いながら、でも考えることからは逃がさないようにしていました。
まるで作文の先生みたい。昔の塾講師時代に戻った気がしました。
気づいたときには8時前。1時間以上かけて3行ほどの作文が完成しました。
それを担任の先生にも見てもらって、彼の思いを知ってもらいました。
大事なのはそこから。
その手紙を彼はお母さんの前で読むことができるか。
お母さんは彼の願いにこたえてくれるか。
う~ん・・・どうだろう。
まだ答えは出ていません。
どうなるかはわかりませんが、もしうまくいかなくてもマイナスではない。
彼がここまでできたということは少なくとも何歩分も前に進んでいるということです。
だからそれが一番大きい〇(まる)印。
あとはもう大人の仕事かな~。
子どもがこれだけ頑張ったんやから、もしうまくいかなかったらあとは大人が何とかしてあげんとあかんなと思っています。
こういう大事なことを言ってくれた彼に感謝。私も彼からいろんなことを教わってる感じがします。
あの時たこ焼き食わしといてよかった~ (o´・∀・`o)ニコッ♪
さて、
ひきこもりに関する講演会のお知らせです。
兵庫県内でひきこもり支援といえばここをおいてほかにはありません。
平成29年10月29日(日)に講演会を開催します。
詳しい案内はこちら。
対象は、ひきこもりのご家族や支援者の方々だそうです。
私も話すネタをパクらせてもらいに参加するつもりです。
パクってパクッテパクり倒してやりますとも!!
ひきこもり関係者の皆さんはお越しください。
なお申し込み不要ですが、当日受付のときに
「貞本さんのブログを見て来ました」
とお伝えいただくと
『え??』
と言ってもらえますのでよろしければぜひ言ってみてください。
それともう一件。
宍粟市でも10月18日(水)にひきこもり講演会を開催します。
神戸市や阪神間にお住まいの方はちょっと遠方になりますが、姫路や播磨地域の方はそんなに遠くない宍粟市。
中国道山崎インター降りてすぐの会場になっておりますので、こちらもひきこもり関係者の方はぜひお越しください。
私も行きます。帰りに温泉に寄ろうと思うので、お風呂セットを持っていきます。
こちらは予約制ですが当日お越しいただいても大丈夫のようです。
ちなみに予約の電話のときに
「貞本さんから講演会のこと聞きました」
と言っていただくと
『あら~~』
と言ってもらえると思います。
で、あとで私が褒められると思いますので、ぜひぜひお願いします。
なぜか秋になると講演会や研修会が増える不思議。
新しい名刺も鋭意製作中です。
インスタグラムのハッシュタグってなんですか?誰か教えてください。
Office Sabby代表
貞本範之