女優ザ・ザ・ガボールが亡くなりました、99歳でした。2月には100歳をむかえるはずでした。

12月18日(日曜)心臓発作が起き病院に運ばれましたが亡くなったそうです。ガボールはここ数年いくつかの病気を患っていたとのことで、2011年には感染症が原因で右足を切断したそうです。

(TMZ.com) 2016-12-18

http://www.tmz.com/2016/12/18/zsa-zsa-gabor-dead-at-99/

 

↓こちらの記事では自宅で亡くなった、となっています

(AFP BB News) 2016-12-19

http://www.afpbb.com/articles/-/3111717

 

(DeadLine.com) 2016-12-18

http://deadline.com/2016/12/actress-socialite-sex-symbol-zsa-zsa-gabor-dies-at-99-1201873246/

 

(News.com.Australia) 2016-12-19 動画をみるとわかるのは、名前の原音は「ザ・ザ」ではなく、「ジャ・ジャ」に近いことがわかります

http://www.news.com.au/entertainment/celebrity-life/zsa-zsa-gabor-has-died-at-age-99/news-story/3e5f0568f2de41c9b6640239a78f7ea5

上の動画のなかに出てくるこのシーン↓ですが、ガボールがなにかのイベント(ハリウッド・プラネットがスポンサー)でマリリンのトランクケースとマリリンの私物を披露しているシーンです。おそらくプレゼンターとして呼ばれたときのモノと思われます、違ってたらごめんなさい(ご存知の方がいらっしゃいましたらおしえてください)

→(H281225追記) その後このイベントに関する情報が少し入ってきましたので追記させていただきます。(根拠記事参照↓ES Updates 2016-12-20)

http://blog.everlasting-star.net/2016/12/celebrities/zsa-zsa-gabor-1917-2016/

このイベントは2011年にハリウッド・プラネットがファン感謝祭のようなイベントを行った際のモノであることがわかりました。

 

なお上掲の記事中ではザザとマリリンの出来事を紹介しており、たいへん参考になる良い記事だと思います。マリリンがベン・ヘクトと一緒に完成させた自伝"My Story"のなかでジョージ・サンダースとの事を書いていることを紹介していますし、ガボールのマリリンに対する発言を紹介しています、マリリンファンとしてはたいへん興味深い記事になっています。

 

マリリンのビーズの財布をかざすガボール

 

 

このマリリンの私物ですが、トランクも含めて現在の持ち主はアメリカのマリリンファンのスコット・フォートナー氏です。

 

フォートナー氏はアメリカのマリリンファンクラブの会長のグレッグ・シュライナー氏とお友達です。シュライナー氏はマリリンコレクターとして有名ですが、このフォートナー氏もなかなかなマリリンコレクターでして、11月に行われたオークションでマリリンのスティール製のファイルキャビネットを落札しています、これです↓

自宅の書斎に安置したそうです

 

この星型キャンドルライト↑もマリリンの遺品です、マリリン邸にぶら下がっていたモノです、彼がオークションで落札しました。

 

マリリンの遺品を掲載した本『MM Personal』↓によると、マリリンキャビネットは2つありまして、もうひとつグレー色のモノがあるのですが、グレーのほうは他の人が落札したそうでして、フォートナー氏は落札できず悔しがっています。ホントは2つ揃えたかったそうなんです、なんとも贅沢な話ですなあニヒヒ

 

フォートナー氏はマリリンの手紙などの書簡類もコレクションしていますので、それらをこのキャビネットに入れて保管したくて、それで落札したそうです。ウラヤマシイお話です

(フォートナー氏のホームページ) マリリンのドレスなどお宝満載です

http://themarilynmonroecollection.com/

 

 

「ガボール三姉妹」左から妹のエヴァ、ザザ、姉のマグダ (1954年1月撮影)

妹の女優エヴァ・ガボールマリリンと同じ墓地に眠っています(1995年7月4日76歳没)。その関係で、ザザの娘のフランチャスカ・ヒルトンもマリリンの墓地に葬られました(2015年1月5日67歳没)。マリリンの墓に近い芝生のほうに眠っています(↓記事参照)

(RadarOnline.com) 2015-1-22

http://radaronline.com/exclusives/2015/01/zsa-zsa-gabor-francesca-hilton-burial/

↓フランチェスカの子供の頃

1955年 ハリウッドの伝説のナイトクラブ Ciro'sにて

1964年

 

 

前掲の動画はサイレントで音声がありませんが、音声のある動画を観たという海外のマリリンファンから情報をもらいました。ガボールはこう発言しているそうです

"In the beginning I didn't like her because she was flirting with my husband. We had lunch and we talked it over, and she was very nice and she never flirted with him again."

『まず初めにわたしは彼女(マリリン)のことは好きではなかったと申し上げておきます、わたしの夫(ジョージ・サンダース)と浮気したことがあるからです。夫婦でランチしながら話し合いました。そしたら彼女はとてもステキな女性だとわかりました。それ以来彼女は二度と夫とは会いませんでした。』

 

マリリンが映画『イヴの総て』(1950年)で俳優ジョージ・サンダースと共演した当時、ガボールはサンダースの妻でした。

ガボールはサンダースに言ったそうです『あのこ(マリリン)はダメよ(浮気しないでね)』と。サンダースはマリリンには手を出さないようにはしていたようですが、それ以来ガボールはマリリンのことを快くは思っていなかったようです。

 

 

マリリンが出演した映画『結婚協奏曲』(1952年、原題 We're Not Married)にガボールも出演しています、二人の共演シーンはありませんが、出演しています。

 

 

 

<ガボール登場シーン>

 

 

 

冒頭のシーンはジーン・ハーロウの『晩餐八時(Dinner at Eight)』(1933年)を想起させます

 

※『結婚協奏曲』 

(YouTube) マリリン登場シーン

https://www.youtube.com/watch?v=73Q3N3Doa6o&t=2s

 

 

 

 

(HarpersBazzar) 2016-12-18 『ザ・ザの名言 ベスト35

http://www.harpersbazaar.com/celebrity/latest/g8299/zsa-zsa-gabor-quotes/

 

"I believe that in life you should always take the serious things lightly and the light things seriously. This attitude of mine gets me into a lot of trouble."

人生は、シリアスなことは軽く考えて、軽いことはシリアスに考えるようにすればいいのよ。わたしはそうやってやってのけてきたわ

 

"Being jealous of a beautiful woman is not going to make you more beautiful."

他人(ひと)の美に嫉妬してもちっとも美しくはなれないわ

 

"Any woman who diets all the time can't help but be grouchy. Nobody can be amusing or entertaining on a diet." 
ダイエットってしてもむだね。ダイエットを楽しむことなんてだれもできないから

 

"To be loved is a strength. To love is a weakness." 
愛されることは強さ、愛することは弱さ

 

"I tell you, in this world being a little crazy helps to keep you sane." 

この世の中ちょっと変なくらいがまともでいられることもあるのよ

 

"What is really important for a woman, you know, even more than being beautiful or intelligent, is to be entertaining."
女にとって重要なこと、それはね、美しくいることでも賢くいることでもないわ、楽しむことよ

 

"Love should be an inspiration, not an obligation."

愛はインスピレーションであるべきね、義務や契約ではなくて

 

"A girl must marry for love, and keep on marrying until she finds it."

女は愛のために結婚し、そして愛をみつけるまで結婚し続けるの

 

"When in trouble, take a bath and wash your hair."

悩んだときはね、お風呂に入って髪を洗えばいいのよ

 

"My husband said it was him or the cat. I miss him sometimes.

夫は言ったものよ、オレとネコとどっちを選ぶんだって。ときどきは彼がいなくて寂しく思ったこともあったかしら

 

"When I'm alone, I can sleep crossways in bed without an argument."

ひとりでいるときはこうしてベッドに寝そべるの、わけもなくね

 

"Parisian men make love all day and have no time to work; American men work all day and have no time for love."

パリの男は一日中恋をして働かないけど、アメリカの男は一日中働いて恋をしない

 

"Remember—the only place men want depth in their women is in her décolletage."

覚えておいて-男が女の奥深さを感じる唯一の部分、それはデコルテよ

 

"Diamonds are a girl's best friend and dogs are a man's best friend. Now you know which sex has more sense."

ダイヤが女の最良の友なら、犬は男の最良の友ね。どっちの性別のほうが意味があることかわかるでしょ

 

"I believe in large families. Every woman should have at least three husbands."

わたしは大家族がイイと思うの。女は夫を少なくとも3人は持つべきね

 

"A man in love is incomplete until he has married. Then he's finished."

男って結婚するまでは半人前ね。でも結婚したらそれで終わりよ

 

"I want a man who's kind and understanding. Is that too much to ask of a millionaire?"

やさしくて理解のある男がイイわね。そのうえにお金持ちを求めたら欲張りすぎじゃない?

 

"Personally, I know nothing about sex, because I have always been married."

セックスについては無知だったわ、だってしょっちゅう結婚してたから

 

"I love the intellectual type. They know everything and suspect nothing."

インテリタイプがすき。なんでも知ってるし、それに詮索しないから

 

"I pay all my own bills... I want to choose the man. I do not permit men to choose me."

支払いはわたしがするわ。わたしは男を選びたいの。男に選ばれたくはないわ

 

"I only cook when I'm in love."

わたしが料理するときは恋してるときだけよ

 

(ウィキペディア) ザ・ザ・ガボール

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB

 

(YouTube) 2016-12-19公開 

晩年を過ごした家の様子

https://www.youtube.com/watch?v=IGPD6dITrw8

 

(YouTube) 1958年映画"Queen of Outer Space" 予告編

https://www.youtube.com/watch?v=awWQo9gYayQ

 

(ネットから画像を拾ってみました)

 

 

母と三姉妹

三姉妹

 

1950年代 ラジオ番組「ボブ・ホープ・ショウ」

 

1951年第23回アカデミー賞授賞式 

ジョージ・サンダースと

 

1953年第25回アカデミー賞授賞式 

グリア・ガースンと

 

1955年 ハリウッドの伝説のナイトクラブCiro'sにて

左からフレデリック・ブリッソン、イヴ・ジョンソン、レイ・アンソニー、ヴァン・ジョンソン、ジョニー・レイ、ザザ、フランチョット・トーン

 

1955年 コンラッド・ヒルトンと

※コンラッド・ヒルトン=ヒルトンホテルの創業者

ガボールはコンラッドの2番目の妻

パリス・ヒルトンはコンラッドの曽孫

 

1958年ゴールデングローブ賞授賞式

アルフレッド・ヒッチコックと

 

1960年 マイケル・レニーと

 

1965年 あるパーティで

ロナルド・レーガン夫妻、ジョン・ウエイン夫妻

 

1966年 トニー・カーティスと

 

1970年 ボブ・ホープ、レッド・バトンズ

 

1970年 ラナ・ターナー

 

1970年

シャーリー・ジョーンズ、シャーリー・マクレーン、デビッド・ジャンセン、リー・マーヴィン

 

1980年 バーバラ・イーデンと

 

1981年 ロレッタ・ヤングと

 

1986年 妹エヴァと