50歳を過ぎると、だんだん人生の答え合わせができるようになってきたと感じる。
テーマの「琴さん」というのは母の名前。私がまだ独身の時に亡くなったので、子育て論を聞いたことはないけれど、その作品が「私」というものだとすれば、私を通して検証してみようかなと。
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歩道にタイルなどの線を見つけると、ついつい沿って歩いてしまうのが私のクセ。
ナゼかって?
幼いころ母と手を繋いで街を歩きながら、「線を挟むようにして歩きなさい」といつも言われていた。三つ子の魂百までとはよく言ったもので、今はもうほとんど無意識。
もう少し大きくなると、「膝はこするように」とか「膝を曲げたらだめ」とも。
それは単に「美しい歩き方」ということではなくて、健康な体を維持することに役立っている。
真っ直ぐ歩くことで姿勢を正しく保つことができているのか、私はこの歳まで一度も「腰」を悪くしたことはない。ギックリ腰はもちろん「腰が痛い」なんてことも一度もない。
ちなみにマーチングバンドをやっていた時、私よりずっと若いメンバーが、次々と腰が悪いと辞めていった。
街を歩いていて、歩き方のザンネンな人がホントに多いと感じる。高いヒールを履いて膝が曲がっている人、膝の間から向こう側が見えている人。
美しくないだけでなく、健康にも悪いのにな。
大人になって、歩き方はビジネスマナー研修などでわざわざ教えてもらうことに驚いた。
小さな頃に親が教えてあげれば、苦労せずに身につくことなのになと思う。
かくいう私も、実は右の足が若干外を向いてしまうクセがある。
高校生くらいの頃から母に指摘されてはいたけど、結局今でも「あ、、」と気づくが治らない。
それくらい一度ついてしまったクセを治すのは至難の技。
できれば小さな頃に身につけてさせてあげると、一生の宝になるのかなと思う。
ところで、街中で姿勢よく歩いてるなと思うと、結構外国人(特に中国人)ということが多い。
海外では姿勢に対する意識が高いのかしら??