はい。デジタルは楽チンコです。

 現在、8弦をメインに使っています。
 メインっていうか、メインになるよう毎日触っている?
 ぶっちゃけね、6弦と8弦のギターってそれぞれ別の楽器だと思うんですよ。
 6弦はザ・ギター! って感じですが、8弦は野獣! って感じ。
 分かりづらい例えで申し訳ない。
 少し具体的に言うと、6弦はギターらしい音で、8弦は喰らい付くような暴れん坊のような音が出ます……余計分かりづらいわ。

 ただ、8弦ギターって音作りが難しいらしいです(久田調べ)。
 特にフルチューブアンプだと太い方の弦が「ぼわぼわー」ってなるらしいッスよ?
 ……そーなの?
 フルチューブで弾くとき、プリブースト掛けつつ、逆に低域を出したら気持ちよく弾けたような気がするのです。が、その感覚が間違いなのかも知れない。

 それはさておき。
 8弦ギターって面白いですよね。
 なんと言っても、気軽に押さえてチャンチャカ弾くと〈らしく〉聞こえますから。
 Djent(ジェント)っちゅうジャンルっぽい感じがする! みたいに。

 さて、今回はギタープロセッサでサブ8弦を鳴らしてみました。
 下手くそってのは置いておいて、Twitterに上げた音源をどうぞ。
 line6のHXSTOMPで、ひとつはクリーン、ひとつはメタルプリセットです。
 7弦、8弦を中心に音を出すように意識しています。
 あとトラックはひとつにして、重ねたりしていません。

 

 


 クリーンはなんだかベースみたい。
 ピックアップをネック側にしているから少し音が柔らかめ。
 そして辿々しくジャラランって弾くと、結構綺麗めの音ですね。
 アルペジオとか弾くといいですよー。
 あ、コーラスとディレイだけ掛けています。
 ディレイは分かるけれど、コーラスは薄すぎかしらん?

 

 



 メタル仕様は邪悪というか、噛み付いてくるような音というか。
 めちゃくちゃ単純な弾き方ですが、かなりヘヴィ。
 ……なんですが、7弦と8弦がそこまでボワボワしていないのがポイント。
 ブースターをかましているくらいで、後はアンプモデリングのみですね。
 パラメータはトレブルとプレゼンスを上げ気味にするのがお勧め、かも。
 このプリセットはブルースを弾いたときに使ったのだった。おお。

 クリーンもメタルも、7弦、8弦の音程感は損なわれていない……いないですよね?
 8弦ギターのデメリットに7弦と8弦の音程感がない、ってあるらしいですが、少なくともline6のギタープロセッサで弾いているときはあまり感じません。
 あと、ギタープロセッサで8弦ギターを弾くと分離がよくなる、或いはそういう設定ができる、ってのも見た気がします。


 そういえば「8弦ギターを使う=Djentをやるため」。
 だから「Djentやるならノイズゲートを使え」とか「Djentバンドのエフェクターモデリングが入っているから活用せよ」って声が聞こえてきます。
 が!
 ノイズゲートを入れると、何だかスカッと音が切れる代わりにちょっと美味しくない感じがするのです。だから使いませんでした。
 このノイズゲートはエフェクトブロック以外でも掛けられます。
 HXSTOMPやHelixの出力側設定ブロックにアクセスして、gateをオンにするだけです。
 この入出力ブロックを利用した音作りができるのも、デジタルの恩恵。
 でもやっぱりわたしは使わない……。
 そもそも、8弦ギター導入はDjentのためではないのです。
 え? 8弦導入の理由?
 それは「(8弦ギターが)かっこいいからだ!」。
 見た目からかよ!
 でも、8弦って面白い弾き方ができそうな気もします。
 7弦と8弦で省略コード的に鳴らしてみたり、クリーンで活用したりとか。
 そしてリードトーンも素晴らしいです。
 ネックが長いからかなぁ? ネックが長くて幅広だから、手が小さいわたしには辛いけれど、慣れるしかない。メインの8弦は弾きやすいけれど。

 ってことで、8弦ギターにも便利なギタープロセッサ。
 デジタルならではの使い方も模索できるので、バイナウ!