ロマン。
 長編のスケールの大きい小説。
 そして、感情的、理想的に物事をとらえること。
 夢や冒険などへの強いあこがれをもつこと。

 スケットダンスのろまんとは……関係あるかもしれない。

 えーっと。
 私、どっちかというとロマンティストタイプ……?
 基本、感情的で、理想的な事を口にしますから。
 あ。あと夢や冒険大好きですよ?
 だから、ロマンもりもりなんじゃないスかね? わたくしって。

 で、一番ロマンを感じたことは?
 っていうと……んー。
 いろいろありますけれど。
 ここはその中から、敢えて「未確認生物」を見た! っていう話にしましょう。
 あ。私が見たんじゃないですよ?
 取材でいろいろなところで耳にするのが「ツチノコ? みたいな変な蛇を見た」っていう情報でしょうか?
 話している方も「餌を丸呑みにして、胴体が太くなったヤマカガシとかマムシとかじゃないか?」とか冷静なんですよね。
 模様とか頭部形状とかが、既知の蛇に似ていた、と。
 だから、捕まえようとか、写真に撮っておこうとかあんまり考えないみたいなんです。
 こちらとしては「何故!?」ってなりますけれど、そういうものですよね。
 蛇と言えば、普通の山の中で「ニシキヘビみたいにデカイのがいたぞー」とか、のんびりした口調で語られたり、池や湖の水面を異様に太くて長い蛇が泳いでいたけれど、あれは何だったのか? とか訊かれたりとか。
 水の中の話になると、ヌシの事もよく出てきます。
 深い川の底に横たわる、巨大な鰻のような何か。或いは巨大な魚
 ヌシが居る場所は水死体が上がってこない、とも言われます。
 川と言えば河童さんの目撃譚も数多いですしね。
 あ、あと既知動物だけど、絶滅したはずの動物を山の中で見た、とか。
 兎に角、未確認生物や絶滅動物の目撃譚は、ロマンに溢れています。
 ……んでね、こういう話を〈書いたり〉〈とある企画に絡めたり〉プレゼンしたことがあるのですが、なかなか-。
 ロマン派のわたくしからすれば、勿体ないなぁと思うのです。

 でもまあ、ロマンを口に出来ない世の中でもありますね。
 私もね、人にロマンティックな目標とか語ると、大概「寝言は寝て言え」「そんなのは夢物語」「もう大人なんだから」なんてよく言われましたよ。ええ。
 いいじゃんー。ロマンに満ちた日常を過ごしたいジャン?
 日常生きていく上で、ロマンは持っていた方が楽しいっす。
 ロマンって……って意外と身近に沢山ありますしね。
 服とかアクセとか靴とか、まさにロマンを沢山含んでいるでしょ?
 それらを身に付けてテンションが上がるのは、そこにロマンがあるから。
 もちろん、趣味の小物とか道具にもロマンがあるととっても嬉しい。
 ギターとかに、へんてこなノブとかスイッチが付いていたり、押すとブーストするボタンがあるアンプがあったりすると、うひょーっ! ってなりますな。
 何故か? それは簡単な話で。
「だって、かっこいいだろう?」
 って感じだから。

 今日も今日とて、ロマンに溢れて凄そうじゃあ、ありませんか。
 ね?