※本コンテンツは、新型コロナによる臨時休校で自宅待機の子供たちへ宛てたものです。

  保護者の皆様がお子様とご一緒に読んで頂けたら、と思います。

  個別の説明なども同時に記載しますので、お子様への説明の一助として頂けたら幸いです。

 

 

○不思議スポット 写真のとり方

 

 

 日本のいろいろなところに不思議スポットがある。

 キミたちも、お父さんやお母さんのスマートフォンやデジタルカメラで写真をうつしたことがあるだろう。

 もしかしたら、不思議な話がある場所をとったよ! という人もいるかもしれない。

 でも、さつえいのし方をもっとしりたい人もいるのではないだろうか?

 では、不思議な場所で写真をとるときの注意点をいくつかあげていこう。

 その前に、少しだけ筆者である私がとった写真を大公開!

 

 

1)岩手県遠野市 〈カッパ淵(かっぱぶち)〉

 

  岩手県遠野市土淵町土淵に「常堅寺」というお寺がある。

  このお寺のウラに流れる小川には、カッパさんがすんでいるという。

 

 

  ・カッパ淵

   小さな川だが、ここにはカッパさんがいる。

   もしカッパさんに出会っても、かってにつかまえてはいけない。

   つかまえるには〈カッパ捕獲許可証(かっぱほかくきょかしょう〉がいるからだ。

   この川のちかくには〈カッパこまいぬ〉などもある。

   遠野にいるカッパさんは赤い顔をしているという。

 

  2)鹿児島県薩摩川内市 淵上山持宝院平徳寺跡 〈戸田観音(とだかんのん)〉

 

  鹿児島県薩摩川内市淵上山持宝院平徳寺跡にある戸田観音。

  ここには観音さまの像のあしもとに、カッパさんの像がある。

  むかし、近くのお姫さまをおぼれさせてしまったため、観音さまにふうじられてしまったのだ。

 

 

 

  ・戸田観音のカッパ像

   白っぽいほうが古いもので、黒っぽいものが新しくおさめられたもの。

   戸田観音近くの川にもぐって遊んでいた人が、カッパさんをもくげきしたという話もある。

   なんでも「ガッチリとした、筋肉しつのカッパさんだった」とか。

   そう言えば、東北から関東のカッパさんは赤く、関西から九州のカッパさんは緑らしい。

   もしかしたら、それぞれ少しだけちがうカッパなのかも?

 

 

3)北陸のある場所

 

  北陸のある場所には、とんでもない秘密がかくされている。

  調べに行ってみたが、たしかにいろいろな話や残されたものがあった。

  しかし、まだすべて分かったわけではない。

  だから、その〈不思議なところにさいていた花〉をお見せしよう。

 

 

 

  ・北陸のあるところにある不思議なところの花

   実はこの花の近くにはいろいろな不思議がたくさんある。

   小さな穴の中に……おっと、ここまでにしておこう。

   そのうち、きっとみんなにお話しできることがあるはずだから。

   そのときをまっていてほしい。

 

 

 このように日本のいろいろなところにある不思議。

 しかし、自分かってにうつしていいのだろうか?

 それではいくつか、写真をとるときの注意をあらためてお教えしよう。

 

 

 ・写真をとる前に、まず「あいさつ」

  例えば、神社やお寺なら、ご神職やお坊さまに、元気に挨拶しよう。

  そして必ず「写真をとってよいですか?」「どこをとったらいけませんか?」ときくこと。

 

 

 ・写真をとる前に、まず「あいさつ」その2

  神社やお寺には、神さまや仏さまがまつられている。

  さつえいする前に、神さまや仏さまへお参りをし、心の中でお願いしよう。

  「あとから写真をとります。よろしくおねがいします」と。

 

 

 ・写真をとる前に、まず「あいさつ」その3

  神社やお寺いがいでも、きちんとあいさつから。

  例えば、街の図書館や資料館、博物館、観光地などにいる職員さんにあいさつしよう。

  そして、さつえいしてよいか、何をしてはいけないか、などきくこと。

  ダメならさつえいしないようにしよう。

 

 

 ・あいさつする人がいないときは?

  そんなときは、あいさつができない。

  でも、さつえいしてよいかどうかはきっと近くに注意が書いてあるだろう。

  その注意をまもろう。

 

 

 ・そこは「さつえいOK?」

  場所によっては「さつえい禁止」や「カメラのフラッシュ禁止」もある。

  まずきちんとまわりを見て、しらべておこう。

 

 

 ・さあ! さつえいだ! でも……

  まわりにいろいろな人たちがいないだろうか?

  そんな人たちを勝手にうつしてはよくない。

  人がいなくなるのをまつ、それか、人があまり入らないようにうつそう。

 

 

 ・さつえいするときは、しずかに

  神社やお寺でさつえいするときはとくにしずかにしよう。

  大さわぎをしたり、走り回ったりなどしてはいけない。

  マナーを守って、さつえいしよう

 

 

 ・さつえい中はまわりに注意

  さつえいに夢中になって石段から落ちたり、転んだりしないよう、注意しよう。

  もちろん、ヨソ見していて物をこわしたりしてもよくない。

  また、あぶないことはぜったいにしないこと。

  さつえいは落ちついてやるのが大事だ。

 

 

 ・さつえいはたくさんしつつ、でもくふうして

  スマートフォンやデジタルカメラだと、何まいもさつえいできる。

  しっぱいしてもだいじょうぶだから、たくさんとってみよう。

  といいつつ、「これがいいかんじ」「こういう風にするとかっこいい」など、くふうしながらとってみよう。

  でも、データがいっぱいになることもある。

  そんなことがないように、お父さんやお母さんに残りデータをきいておこう。

 

 

 ・ときどき、ほかのものもとる

  ふうけいや花など、ほかのものもさつえいしてみよう。

  あとで見たときに新しい発見があるかもしれないからだ。

  もちろん、いいかんじの写真をとる面白さもあるぞ。

 

 

 ・さつえいが終わったら

  来たときと同じように、みなさんにあいさつしよう。

  もちろん、神さまや仏さまへも。

  きちんとお礼をいうのがポイントだ。

 

 

  不思議スポットのさつえいのし方をかんたんにせつめいしてみた。

  ほかにもいろいろあるけれど、大事なのは

〈人にめいわくをかけない〉

〈さつえいしたい場所が、ほんとうにさつえいしてよいか、きちんと確認する〉

〈あぶないことは、絶対しない〉

  こと。

  注意しながら、さつえいを楽しんでみよう。

 

  これからさき、外へでかけられるようになったら、さつえいにチャレンジしてみよう。

  お父さんやお母さんといっしょだと、いろいろ面白いはずだ。