どっこいしょ ―― ベイジ解放戦
ファイブスター物語 連載再開!
そして怒濤の永野護祭りが始まります。Fool For The City(12/24になってた。原盤からゲートキーパーズの左右が変わったのは視点変更なのか。それとも右左の意味を変えたのか)、ムック、そして来年の単行本(チラ見せ表紙)、そんでデザイン展。
いやはや、2026も怒濤の展開ですね。
怒濤と言えば、再開後の本編。
ほのぼのモードに見せかけてかなりの怒濤の展開です(個人的には)。
そんな感じに戯れ言妄想感想大会開始。
ヨーン君は弄られる。
ヨーン君は弄られつつ、大物たちに褒められる展開。
アイオ・レーンやジョルジュ・スパンタウンゼン(イオタ宇宙騎士団2代目団長・ワックストラックスのマスター)とかね。
そしてフィルモア元老院・茄里からの「弟子」話。
武道や武術だとメインの師がいて、関係者からいろいろ他にも学ぶ、なんてことがあります。(未だルーマー王女ということになっている)愛謝的には「そのメインの師なのだよ、私は!」という感じっぽい。「あのデコースに勝ったスゲエ騎士のヨーンは儂が育てた!」ってことなんでしょう。
が! ヨーンを育て上げたのはエストなのです……。
バーシャ=エストから学んだ後、調子こいていたらデコやんに負けた。からの放浪~実戦こそ師~学生生活、愛謝に拾われ、ですからね。
ヨーン君の師はエストであり、デコやんが影の師であり、そして愛謝たち女性陣やミラージュの面々に更なる教えを請うた感じ。
結果:大体女性に育てられた男・ヨーン ってことでひとつ。
そしてヨーン君がデコースとの決闘で使った「無手からの燕返し」の燕返し部分は打ち上げ掌底だ! との説明から愛謝が「あれはどっこいしょ突き」発言も出てきました。女性騎士を中心に盛り上がりまくり、「どっこいカウンター(!)」として星団剣技に登録されてしまうと言う一連の流れは流石です。はぁー、どっこいしょー、どっこいしょー。
で。
どっこいしょ突きがどっこいカウンターになる、というのは「掌底打ち上げ=どっこいしょ突き」で「掌底打ち上げ+カウンター突き=どっこいカウンター」なのでしょう。どう見てもアッパーやスマッシュじゃないですし、予備動作から考えても〈捌いて打つ〉というより先読みで置いておくような感じ? 後の先っぽい技だし……あれ? 愛謝がヨーン君にぶちかまして奥歯折ったのって、打ち下ろし気味カウンターじゃなかった? 身長差あるときだったし。となると打ち下ろしだろうが打ち上げだろうが水平方向だろうが「カウンター掌底=どっこいしょ突き」ってこと?
因みに人体のある部位に対し打ち上げは……ってこの辺りで。
しかしマドラの紹介とか、男の娘(誰だ。ニュー? マイティシリーズのヒトエフタエあるし。あ。豆大福&足首好きのアイツも雷丸で出てきたりして。あとジャコーの賽星も加わりそろい踏み……まではいかないかなあ?)とか気になる。
ガマッシャーンのナオ・リンドー。
ナオ・リンドーの中身はアレですが。
彼自身、長期の視点を持って立ち振る舞いをしていたことがこれで分かります。単なる軍師というより、もっと広い範囲を鳥瞰しているような感じかな?
そして、戦争が収束へ向けて動き出しました。まさに怒濤の展開。……ナオ、大丈夫かしら? パートナーが令令謝つーのもね、気になるところ。
クラーケンベールも大局を見ている――多分、ワスチャとの出会いで彼もまた変わり始めた。そしてダイ・グの生き様も無関係ではない――王です。この先、どんな未来が待っていても彼らが選んだ道は後の人々へ繋がります。ダイ・グが撒いた花の種をワスチャという鎹が繋ぎ、次代の人間達が歴史を作る。
大団円にはならない険しい道のりは、カラミティ星のことやこれから起こり得る〈何か〉に対することなのでしょう。それが人の世での茨の道であり、また、与り知らぬ神との対峙だとしても。
さて、ここに来ていない、或いは姿を見せていない面々で〈暗躍組〉がいるはずなので、ソイツらがどんな動きをしているのかが気になります。
そしてこれは「魔導大戦」ですよ。
バッハトマのブラックスリー、その残りの二人が「騎士以外の力も用いて」で蹂躙を始める可能性が高いです。騎士は制御されますし、GTMの装甲も意味がない攻撃をしてきますしね。
更に神々への抵抗が目的であるなら、何らかの手を打っているはず。
なんだかね、バッハトマの動向があっけなさ過ぎるんですよ。
あの判断が速いバギィだからこそ投降・無血開城への流れを作ったのか、とも思います。が、それすら何らかの命令で隠れた狙いがある可能性が。
だって「ノウランでバギィ投降」って伝聞でしかない上、「軍法会議物」で「次の仕官に響く」という振りが気になりませんか?
バギィはデコースの信頼も厚い(それこそジィッドより)人物です。何かの密命を受けていて、突然反旗を翻す展開も考えられます。それに、ボスやんたちがトップですからね。操り人形化していて、捨て駒とか……改造とか……。怖ッ。
バッハトマは最終的に天照たち〈神〉を引きずり出したら勝ちという思考で動いているような気もします。特にボスやん。ビューティー・ペール周りもいろいろ仕込んであるでしょうし。娘のメルもね。そしてビューティー・ペールは戦火を広げる黒幕の役目もアリマスので。
……そう言えばこれからの魔導大戦でもかなりの人が亡くなるとか。
人気のキャラクターだとしても、容赦なく。
だとすれば――。
ミス・マドラ、単騎でぶちかます。
ええと。
ミス・マドラが城内へ突っ込んで、人質は何とかするぜ!
……なるんかいな? 不安しかない。
戦闘力で言えばデコピン一発でこの時代の騎士(!)程度ならぶち殺せてしまうであろうミス・マドラですから、殺さず無力化しながらってのも大変そう。
何らかの意図を持ってエフィー(みつこ)&ベルクトを伴いますが……。
みつこ曰く「攪乱用の秘密兵器」アリとか何とか。御菓子かしらと直感的に思いましたが、どうなんだ? ろくでもないものらしいから、〈FSS的に人道にもとるような酷い〉もんだろうなあ。
問題は木刀を持っていかなかったこと。
リーチの差で負ける、や、助けられない展開はないよね?
……懐園剣とか別の武器が呼び出されるパターンもあり得るか。
そんでマキシが素直に。
剣聖を貰える約束のせいか、それともマドラへの信頼か。
でね、ヒトエフタエの中にいる〈マキシの表情〉が分からないの。
コクピット内でニタリとして「わかった! お母さんをお願いマドラ!(まあ、なんかやらかしたるぜぇ)」のような返事だけ良いパターンかも知れないし。ほら、これも子供っぽいというかね。これ、絶対なんかやらかす前振りですよ。唐突にGTM降りて突進とか、GTMで人も神も真っ二つ~の無差別大暴れとか……。
そんで「魔導大戦でヒトエフタエ1号機大破!」は約束されているからねぇ。
妄想ですが「背徳のジィッド……ではなく、アララギ・ハイトを触媒にして一瞬戻ってきたカイエンが乗ったデムザンバラに対し、直感的に〈アイツはカイエン!〉と察したマキシが暴走。周囲に被害を与えまくり+マザーズを殺してしまう。暴走を止めるため、デムザンバラがヒトエフタエを破壊」からの44分間の奇跡かもなー、と。もちろんデムザンバラにはアウクソーが乗っている……かな。
44分間の奇跡のトリガーはアウクソーだと思うんですよね。
彼女は天照から「おまじない」を聞いていますから。
その瞬間、何が起こるのか。
超弩級未発表デザインのなんかが出てきてジャジャジャジャーン!
なんて生やさしいもんじゃないかも知れない。
二日間の奇跡(多分、奇跡じゃない)
背徳のジィッドが何やらやらかして〈ミースと三条を拘束〉しつつ、城の占拠を続けております。二日間。
アウクソーもいるはずですが、何か事が起こってミースたちは城内へ囚われたはずです。その辺りの説明が次回語られるような気がします。
それ含めてバッハトマの策略でジィッドは降伏もせずにこんな行動を取っているのかしらん? 背徳の名に惑わされずに想像してみるとねぇ。バギィたちの行動含め、この先の謀に繋がるのだろうか。もちろん、ジィッド含めボスやんとビューティー・ペールが何かの手を下していることも想像に難くありません。
しかし三条はボコられて手錠(騎士の力を封じるパラライズ機能つき)まで掛けられています。不意打ちか、交換条件で無抵抗を強要された結果か、ボスやんか何かの攻撃せいかなあ? ジィッド程度なら勝てるでしょうし。大門がいないのは隔離?
ミース自身は落ち着き払ってジィッドを見詰めています。
彼女がこんな態度を取ることが何かあったんでしょうね。
あとアウクソーがいないのはデムザンバラに搭載されてしまったからか。AF・ニナリスはその場にいるのですが……。
近くにアララギ・ハイトもブルって立っていますから、彼が「甘い言葉で騙された」結果、こんな事態を招いたのではないだろーか。
ミス・マドラは彼らを殺さないでしょうけれど、他の人間が手を下すんだろうなという気がしないでもない。
そんでジィッドの「背徳」は44分間の奇跡でも星団史から消えないのか。
怒らしちゃいけない相手を怒らせたから、なのかね。
しかしジィッドに関して徹底的に小物の悪役然とした描写がされています。でもジィッド当人のことを考えるとこの小物ムーブもおかしくないんですよ。
「人は立場で変わる。良い方にも、悪い方にも」ですから。
ジィッドは、後者の「悪い方」に引っ張られました。
騎士団長・デコースから剣聖のデムザンバラを与えられたとき、彼は「権威と権力」の一部を手にしましたが、ここから自意識が暴走していきます。
デコースから信頼の厚いバギィに対しても下に見始めました。更に自分の実力のなさの理由をニナリスに押しつけ、更に剣聖のアウクソーがあれば、と勘違いも加わります。オメェ、針の穴を通すようなピーキーチューニングのGTMコントロールできへん程度の騎士やんけ! ということにも自ら気付かず。
そしてデコースですらいつか……なんて大それたことも考え始めるのです。
そのデコースが亡き今、ジィッドの肥大した自尊心は何処へ向かっているのか。
このように「権威と権力を得たが為に豹変する」人間は少なからずいます。
そんな相手でも対外的に見れば大物や好ましい人間と思われることも多々あります。が、大体に置いて本質は小物というか、何と言うか。見る目を持った人から即看破されちゃうタイプ。それでも更に勘違いして大物ぶったりしてね。
ジィッドに関して言えば上記に加え「自分だけが可愛くなってしまった、小さな普通の人間」という表現を重ねられたキャラクターだと感じています。
だからこそ単なる悪党、悪役として配置しただけではないはず。
彼の最後がどう描かれるか、楽しみです。
護’Sギター&ベースを出せば良いのに。
永野護センセ関連は様々なアイテムが出てきます。
が! 何故かバイクや車、楽器はない。皆無。
あれだけ好きな物だから出さないのか。
バイクや車は置いておいて、楽器は出していい気もするんですよ。
永野護シグネチャーギター&ベース。
あとアンプとペダル。拘りが詰まったヤツを。
国内の小回りが効く楽器メーカーとコラボレーションしたら行けるはず。
でもそんな話が出ない。いや、来ているのかも知れないけれど、そんなアナウンスはこれまで耳にしたことがない。
「完成されたデザインを弄るわけあるか、ボケェ!」だからかも知れないけれど。
なら、FFTCのビートリズマーやメロダー辺りを実際に使える楽器として再構築して出しちゃうとか。いや、永野センセなのであのまんまでも問題なく使えるデザインだし、そのままいっちゃえ。
勿論、アンプに繋いで大音量! ではなくライン出力しか出来ないシンセ音源のトリガー仕様で。あ。勿論今までも単なるトリガー的な楽器はありましたから、その延長線上になるのかもね。ちゅうかぶっちゃけある意味「ギタープロセッサ」が同じような使い方になる、のか?
出たらガイーンからの「俺のリズマーが!」とか「んぺんぺ、すぺっぺ!」をやっちゃうだろうなあ。いや、やるね。きっとやる。
ちゅうことで思いつくままに書きました。
他に気付いたことがあったら適宜追記する……かも。



















