エミン・ユルマズさんの本をはじめて読んだ。

2023年3月出版。

世界の経済、政治、外交にも疎い私には

今を知るちょうど良い入門書になった。

海外諸国の現状と日本の現在地を、

日本に住む外国人ならではの視点で簡潔に述べられた本。

 

 

■メモ

 はじめに(P.3)

  ・時代が変わった

  ・資産運用よりも、資産保護

 第一章 中国

 第二章 米国

 第三章 ロシア

 第四章 世界の中央銀行

 第五章 テスラとメタバース(P.111)

  ・テスラ、イーロン・マスク氏について、あまり考えたことも無かったので、面白かった

  ・ロケットエンジニアのトム・ミューラー氏は覚えておく

 第六章 典型的なポンジスキームだったFTX(P.129)

  ・世の中に甘い話などない

 第七章 『四季報・新春号』解読で見えた日本復活(P.149)

  ・どの先進国よりも見通しが明るい23年の日本経済

  ・テーマは「無人化」

  ・日本は社会全体におよぶ影響を慮り、企業はできる限りコストを吸収しようとするし、従業員の雇用を確保しようとする。これは日本が長年培ってきた特有の“美徳”でもある

  ・パンデミックを経験した世界は、結局、日本的なパーソナルハイジーンのきわめて高い生活様式に変えざるを得なくなった。

  ・無人化銘柄 西松建設(1820)、プラコー(6347)、宇野澤組鐵工所(6396)

  ・自動化、機械化、効率化、電力の省力化

  ・「無人」銘柄 15社

   大本組(1793)、大豊建設(1822)、田辺工業(1828)、

   e.jホールディングス(2153)、rizapグループ(2928)、JBイレブン(3066)、

   サンワカンパニー(3187)、トラストホールディングス(3286)、

   サインポスト(3996)、セキュア(4264)、スマレジ(4431)、

   パーク24(4666)、トリプルアイズ(5026)、acsl(6232)、東海理化(6995)

  ・必ず訪れる省人・無人化の世界になったら、少子高齢化など問題にならない

   むしろ、人口の多い国がこれからは“難儀”になるのだ

 第八章 無人化大国・日本の強さ(P.177)

  ・キャッシュレス時代

  ・無人化・省人化

  ・高速通信化、AI化、DX化、人型ロボット

  ・日本の無人化最強企業はセコム(9735)

  ・三菱重工業(7011)、IHI(7013)、

   豊田自動織機(6201)、ダイトロン(7609)

 第九章 日本への投資がどんどん増える時代(P.203)

  ・求人と求職の差

  ・日本の大学院の悪循環システム 優秀な技術者を殺さない

  ・ゾンビ企業の救済は愚策

  ・たとえ結果が出なくても、基礎研究、技術開発はかけがえのないもの

  ・日本人が日本株を買い出したら、外国人が刺激を受けて日本株買いの相乗効果を得られる

  ・ジャポニスム再来

  ・日本の番が来る

  ・投資のチャンスも増えるし、仕事のチャンスも増える

  ・自己開発に磨きをかける