突然ですが、わけあって、しばしブログを中断することにしました。


今までに読者になっていただき、また多くのブログを寄せていただいた、ASKA姉さん、charmyさん、dolphinさん、mattariさん、booさん、月下(しづく)さん、runaさん、その他(全員書けなくてごめんなさい)の皆さんには、深く感謝しています。 (Tさん、もちろん感謝です!)



彼女とはうまくいってます。 いつまで続くのはわかりませんが、「将来のことを考えると先に進めなくなる」・・・同輩の皆さんからいただいたコメントが強く心に残っています。 


booさんのように、恋愛についてのいくつかの質問をしてこられた人もいました。 「不倫」という問題に多くの方が悩んでらっしゃることもよくわかりました。 それに答えることで、私のコメントが少しでも役にたったとすれば至極の喜びです。


いろんな考え方の人がいらっしゃいます。 女性の恋愛に対する考え方も千差万別で、それぞれとても興味深くブログを拝見させていただいていました。 ASKA姉さんのHネタは最高でしたし(笑)、runaさんのようにフィーリングが合う人と話すことは楽しかったです。


そういった意味で、今後もみなさんとたまにはお話できるようにアドレスをつくりました。 koyaji_mail@yahoo.co.jp  まで気軽にメールいただけると嬉しいです。


では、また。 See you again !


lovers2







 


ドレサージュ(調教)


・・・目次を開くと妖しいフランス語が続く。
カレッス(快擦)・・・ジュイサーンス(快楽)・・・オプセルヴァシアン(観察) 


GWの暇つぶしに、本屋で見かけた一冊の本を買った。 


著者: 渡辺 淳一 タイトル: シャトウルージュ  という文庫本だ。

妖艶なカバーをもつその内容は・・・自分を愛してくれない妻を、フランスの城で組織に手をゆだねドレサージュ(調教)すること。


CR


現実離れした設定とその妖しいフランス語たちは私の好奇心を強くかりたてる。 読み始めると、、ページをめくる手も早く、500ページを二日で読み終えていた。 清楚で気高いお嬢様育ちの妻、SEXを完全否定し寄せ付けない妻が変わってゆく様は、とにかくエロくて興味深い。 まるで自分が調教するかのように、その内容にどんどん引き込まれてゆく。 最終的にその妻は、「狂おしいほど性に執着する淫らな女」改造されていったのだから


しかし、ただエロいだけの小説ではなかった。 


一見、日常的にはまったく関係のなさそうな(調教)だが、そこにたどり着いた理由を聞くと、実に「ありえる」話に思えてくる。 この夫のとった(調教)という異常な行動はまったくの他人事とは思えなくなる。 


それは、夫婦間でさえコミュニケーションをうまくとることのできない現代へのアンチテーゼであり、特に、最後を締めくくる、調教の終わった妻からの夫に対する手紙は、自分を含めた夫たちに対する作者からの鮮烈なメーッセージだ。 


うちの女房殿との関係は・・・うーん、この「夫が妻を愛そうとする」小説を読み終えた今、多少、いや結構悩むべきなのかもしれない。


このGW、時間がある方は是非読んでいただきたい。 




love2


東京も、30度近い暑さが続いている。 街を行くとジャケットに汗がにじむ。 あーあ、私の好きな「春うらら」はもう過ぎ去ってしまたのか・・・会社で彼女と会えないゴールデンウィークにも突入してしまった。


熱心にコメントをいただくbooさんから、下記の質問をいただいたので、私なりにお答したいと思う。 ちなみにbooさんは25歳で彼は45歳・・・。


■相談・・・


officeloveさんの場所で私の相談をさせてもらうのも申し訳ないのですが・・・是非officeloveさんの意見が欲しいのでお借りします。

私は去年の12月半ばに、3ヵ月半不倫していた彼から一方的に別れを切り出されました。 中距離恋愛なので、頻繁には会えなかったのですが、私のメールがうるさい、みたいな感じで嫌になったようです。

 

でも、私は諦めきれず、自制しつつ忘れられないように、と週1ペースでメールを送り続けました。 で、1ヶ月前にやっと そのうち会ってくれそうなニュアンスのメールがきて、しかしそのまままた何も連絡無く、私も今年26だし、もう彼にこだわるのは止めよう、って思った日の翌朝、昨日メールで 「精子飲んで」の一言。 ビックリしました。

 

彼、付き合ってる時でさえそんな事言わなかったし。(飲んだ事もあるし)その台詞ではなく、それだけをメールしてきた心境が理解できず。 まず私が送ったメールは 私に諦めさせるために送ったの? 次に私は何でもできる。でも、あなたに私への気持ちが全く無くてのメールなら、悲しい。 と送りました。 返事は来ません。

 

彼には愛がないのかな?体だけなのかな?私はそれでも大好きだけど。男性の心理、聞かせて下さい。



■私の意見・・・男性を代表してはその心理は語れませんが・・・


あまりにも突飛な彼の行動は理解に苦しみます。 精神的に問題がないのであれば、booさんの気持ちをあまりにも軽んじて考えすぎているようで、怒りさえ感じます。 酔いにまかせた、メールも考えられるのですが、それまでの経緯を考えると、彼を「待ち続ける」必要はどこにもないと思います。 


よく言われることですが、男と女の恋愛には「駆け引き」が存在します。 愛するバランスは、どちらかが重くても、軽くてもダメなんです。 しかし、その不均衡はいつかは生じます。 そして、泣いているのはだいたいは女性のような気がします。 なぜなら、男はDNAをまき散らすきわめて性的で即物的な生き物であるのに対して、女は愛される過程を重要視するわけで、両者は本質的に異なる生き物だから・・・このような話をどこかで読んだことがあり、私も納得しています。



私のメル友T子さんも、booさんと同じように悩んでいます。 T子さんは、再三の連絡にも返事を返さない彼の気持ちが理解できずにいます。 私は彼女にこう言いました。



「会いたくても会えなくて、我慢することに何の意味があるのか私はわかりません。 もし彼の気持ちを確認したいのであれば、思い切ってこういってみてはどうですか? 


『好きな人ができました。 素敵な人です。 私はその人と一緒に歩んでゆきたいと思います。 さよなら』 

これだけのメールです。 彼に対して未練があるようなことは一切書かないでください。 あくまでもドライなメールです。 普通、Tさんに対して想いがあるのであれば、すぐに返事が来ていろいろと問いただしてきます。 今まで放っておいたことを反省し、その回復に努めるでしょう。でも、喜んですぐに甘えちゃだめです。 しばらくは我慢して、あわずに距離を置いてください。 それから徐々に、『Tさんが主導権をとりながら』 以前の関係に戻ってください。 


残念ながら、もう想いがないのであれば返事はこない、もしくは『さよなら』『幸せに』等のメールが届くと思います。 私が言うのは心苦しいですが・・・不倫はそもそも決して正常な関係ではありません。 それでも、互いが愛しあい、幸せでいられるのならだれも否定できないと思います。 幸せでないならば、悩んで悲しんでるならば、その道をあえて選ぶ必要はないんです。 だから、ポジティブに考えたら、別れるのはいい機会かもしれません。」



結局Tさんは、どうしたか?っていうと、私の提案をうなずいてはくれましたが、行動には移しませんでした。 勝負に出て、ひょっとしたら傷つくよりも、耐え忍び、待つことを選んだのです。

 

男女間には、やはり、理屈では解決できない、理屈抜きの奥深いものがあるようですね。


この記事、少しでもbooさんの参考になれば幸いです。






LH


彼女と付き合い始めて、今日で半年になる。 昨夜は久々のホテルで抱き合ったまま12時を待った。 


記念日はおしゃれなシティホテルで、と思っていたのだが、都合により急に一日繰り上がったものだから仕方がない。 ちょっとおしゃれなラブホに落ち着いてしまった。 


9時にチェックインしようとした。パネルを押すだけで事足りるはずなのに、気だるそうなおばちゃんが出てきてこう言った。
「お客さーん、うちは10時から宿泊になるんだけどいーですか?」
「何が?」
「ご休憩プラスご宿泊になりますよ」
「大丈夫です!」
キッパリこう答えて、チカチカした案内のとおりエレベーターに乗り部屋へ進んだ。


「わーきれい。ドライヤーに化粧品までいろいろそろってる!」
5ヶ月ぶりのラブホで、うれしそうにはしゃぐ彼女を後ろから抱きしめる。


キスを充分に楽しんだ後、シャツのボタンをひとつひとつ丁寧にはずし、ライトブルーのブラジャーに左手を伸ばす。右手はスカートをたくし上げ、ストッキングから、やらしい谷間に手移す。 鏡に映った彼女が既に興奮しているのが見て取れる。 パンティのうえから、あそこを丁寧に撫で回した後、その潤い具合を確かめた。 いつものことながら、すごい濡れ方に驚きを感じる。 


「ほんと**(彼女の名)ってやらしーね・・・」
多少M気のある彼女は、そう言われるとよけい興奮するようだ。もう、うつろな目は焦点が定まらない。


「だって・・・**(私の名)がエッチだから・・・」

別に特別なことをしているわけではない。 ただ、15才の年齢差がある彼女が過去に付き合ってきた同世代の男の子とは攻め方が異なるのかもしれない。 それこそオヤジのコメントになってしまうが、40を過ぎると、一瞬の放出よりも、その過程において、時間をかけて相手の反応を楽しむことのほうに意義を感じる。調教まではいかずとも、自分の好みの反応も求めたい。


首筋に口を近づけたまま、自分の固くなったあそこを後ろから押し付けてみる。先ほどからの両手による愛撫にあわせ、小刻みに振動を与えると、もう立ってられなくなった彼女が耐え切れずに訴えてきた。


「入れて」
「えー、何ていったの?」
「・・・入れてー」
「えー、聞こえない」 声が一段と大きくなる。
「い・れ・て!」 いつものパターンだが、羞恥心を感じながら変化してゆく彼女の声に、自分も彼女も更なる刺激を受けることになる。

「ほしいの?」
「ほしい」
「何がほしいの?」
「・・・**のチ○ポがほしい」
「どこに?」
「・・・私のあそこに」
「あそこって?」
「**のオマ○コ」 全身を使っての愛撫は続いている。
「続けて言ってみて」
「・・・**のチ○ポを・・・私のオマ○コに・・・ほしい・・・早く入れて」

「もう一回、大きな声で言ってみな!」


多少わざと怒るような声を出すことにより、Mっ気を引き出す。 何回か繰り返し、やっときちんと言えた時、おもむろにパンティを引きおろし、荒々しく後ろから挿入した。征服感を感じなくもない。肩まである髪を振り乱しながらも、唇を噛み締め、声を抑えようとする彼女に今度はやさしく言う。


「いいんだよ。もっと声を出して」
「**がやらしくなって、大きな声を出したほうがオレももっと感じるから」
「がまんしないで、もっとやらしくなって!」


この許しと共に、彼女の声は一挙に大きくなり部屋に響く。
「いいー いいー いきそうー いくー」

90度に折れ曲がった彼女の腰を支えながら、激しく腰を動かし、彼女に合わせるようにして自分も果てた。



自分だけしか移っていない鏡を見ながらふと思った。 所詮、動物の性行為にしか過ぎない・・・。 燃え上がった後だけに、よけいむなしく感じた。いくら彼女を愛し、結ばれたとしても、時折感じるこの焦燥感は何だろう。 何か満たされていない。 


いつも心に隙間がある



 

aitai

 

土曜日の昼下がり。 


マナーモードにしている携帯がGパンの中で震える。女房殿にわからないようにこっそり受信メールをチェックする。
「楽しかったね。この**(私の名)の顔も大好き!」
簡単なコメントと一緒に、金曜の夜のツーショット画像が添付されていた。

 

「私のこと忘れないでね」
もう幾度となく聞いた彼女の言葉が頭の中を横切る。 いたずらっぽく笑いながら言うこともあれば、悲しそうに小さな声でささやくこともある。 
「休みの日は会えなくてもしかたないから・・・がまんするから・・・」
・・・の後につなげる言葉も想像するに容易だ。 胸が痛む。

 

この頻度が多いのか少ないのかわからないが、2時間に一回くらいのメールのやり取り。 お互いに、「会えなくても心は通じあってる」、その気持ちの証のようなものなのだろう。 

また、メールが入った。仲のいい女友達と見に行った映画「僕の彼女を紹介します」の感想だ。
「すっごい泣いちゃった。 号泣して窒息して死にそうになった。 こんなに感動するいい映画だとは思ってなかったからびっくりしたよ。 一緒に見に行きたかったな・・・会いたい」

 

「アハッ(笑)号泣して窒息して死にそうになった、ってそれはちょっとオーバーだろ。 でもよかった、一緒じゃなくって。 お前の隣で号泣なんて、かっこ悪くてできるわけないだろ」
 

「PS) いっつも大好きだよ」

 

 

ハナミズキ

 

「この花、私大好き」


ジム帰りの路、街灯に照らされ浮かび上がったハナミズキの花を見上げながら彼女がつぶやいた。 桜ほど賑やかではないが、その終わりを待ちわびたようにして咲く、その控えめな花が私も大好きだ。

 

楽しいはずの食事をしていても、時として、話題によっては箸が進まなくなることがある。 それは私たちの将来のことに話が及んだときだ。 彼女から意図してその話題を切り出すことはない。 だいたいは、「私のことどのくらい好き?」とか「ずーっと一緒にいたい!」とか変にラブラブモードの時に話は急転する。

 

好きであればあるほど、今が幸せであればあるほど、見えない未来のことが不安になるらしい。

 

「いっぱい好きだよ」とか「ずーっと一緒だよ」とか最初は軽く答えていたものが、彼女からの追撃によって深刻になっていくのがよくあるパターンだ。 そうなれば、もはや軽くいい加減に答えるわけにはいかなくなってくる。 「今は誰とも結婚する気はない」という彼女に対し、「年をとったときに、子供をもちたいと思っても・・・」と言って結婚の重要性を示唆することになる。 彼女の幸せを願うからだ。 しかし、その思いはとうてい受け入れにくい。 「もしいい人ができれば遠慮なく言って」 こんなことを言おうものなら口もきかなくなる。

 

電車で別れた後、長いメールが届いた。


「**(私の名)のことほんとに大好きなの。 結婚とか将来のこと考えなきゃいけないのは私もわかってる。 でもそれよりも**のこと好きな気持ちが大きくて、どうしようもない。 だから、不倫なんだって自覚することはとても辛いの。 私、好きすぎるとヤキモチとかの気持ちが出すぎちゃって、ほんとに苦しくなって逃げたくなる。 この前がそうだった。だからあの時ずーっと待っててくれてすごくうれしかった。 これからも私のそばにいてください」

 

ふと、一青窈のハナミズキの歌詞を思い出した。

 

「君と好きな人が百年続きますよに・・・」

 

 

daiet

 

彼女とジムに通うようになって(過去ログあり)もう4ヶ月が過ぎた。  週二日、わりと真面目に継続できている。 通い始める当初の目的は1)彼女と一緒に過ごす時間を定期的につくること 2)彼女のダイエットを目指して、 だったが、最近は自分を鍛えることにも興味がわいてきた。

 

結果はいかに・・・

 

彼女は4kg減(もとの体重は教えてくれない)、一ヶ月1kgのペース
「うーん無理なくいいんじゃないの。 確実に痩せてるし!」と私。 
「そうかなー、エヘへ」と満面の笑みで彼女。
「最近友達にも痩せたっていわれるよ」
「痩せた」は、彼女にとって、このうえない賞賛句のようだ。

 

私は、体重と脂肪量が落ちて筋肉量が増えた。 ちなみに、体脂肪率が10%の「アスリート系」と診断されたから、私も満更ではない。  何かきっかけがなければ、時間と金を費やし、トレーニングに励もうとは思わなかった。 そういった意味で、若い彼女との出会いには感謝している。

 


さて、彼女おすすめ「ミネラルウォーターダイエット」についても触れておきたい。 

言うまでもなく、いっとき、モデルの間でも大流行したダイエット法だが、最近は海洋深層水や酸素水、温泉水など、市販の水の種類もいろいろ増えているらしい。 この分野にうとい私はインターネットで効果を調べた。

 

1.満腹感を早め、食欲を抑えてくれる
2.汗や尿として老廃物を排出してくれる
3.胃や腸を刺激して便秘を解消
4.基礎代謝が上がりやせやすい体に
5.ミネラル摂取でバランスよくやせられる
6.ストレスが解消され、ダイエットが持続できる

 

簡単にいえば、水の利尿作用により、便秘が解消して老廃物が排出され、内臓や腸の働きが活発になり、新陳代謝をよくし、体内のエネルギー消費量も増える。

 

……へーッ、いいことだらけだ! と単純な私は、自分もトライすることに決めた。 一週間前のことだ。  「1日3回の食事の他に3回以上、コップ1 杯ずつ飲み、1日に1~1.5リットルの水を飲む」 うんうん、そう難しいことじゃない。 

 

そうなると、多少凝り性でもある私は、ミネラルウォーターの飲み比べもしたくなった。  ふーん、これがコントレックスか!マグネシウムとカルシウムの量が多い硬水だ。 フムフム、でもちょっと飲みにくいかも・・。  日本の水は・・・似たようなものかな。 でも海洋深層水は一味違う!

 

何かおすすめの水があれば、是非教えていただきたい。

カフェ

 

できるだけ大人の恋を紹介したいと思うが、時としてこの上なく子供じみた恋になることがある。 

 

昨日の出来事・・・彼女を5時間も待ち続けた。これほど人を待ったのは生まれて初めての経験だ。  喫茶店で何杯もコーヒーを飲み、その後マンガ喫茶で時間を潰そうとしたがどうも楽しめない。  パチンコ店に入っても騒音がいらだたしく、すぐに店を後にした。

 

事の次第は、本当にバカにされるような、ささいなことによる彼女とのケンカだ。

 

オフィスで私の仕事をそつなくしてくれた他の女子社員に声をかけた。
「ありがとう。いつも完璧だよねー。助かるよほんとに」
「そんなー。まだあったらいつでも言って下さい」ニコッ。


それを横目で現彼女が追ってたらしい。そしてメールが届いた。
「今日の夜の約束はもういいから。私の気持ちがぜんぜんわかってない」
「はーっ、何いってんの!?」と私。

 

彼女がいつも言っていた。 その女子社員は私のことが気になって、お昼とかで何かと私の話題を持ち出すらしい。日頃から、顔には出さないが彼女に対しても敵対心満々らしいのである。(なんとなくわかる女の直感)  事実その女子社員に「食事につれってってください」と甘い声で誘われたこともある。  決して悪い気はしない。だが・・・後で「あの**さんには気をつけて」と言った彼女の言葉を思い出した。

 

「あっ、まさかこんなことで・・・」
付き合ってる彼女が人一倍やきもち焼きだと言うことを忘れていた。何かしら気になることがあると、驚くほどの急スピードで落ち込む娘なのだ。

 

「まさか、さっきの会話で怒ってるわけじゃないよね?」
平然を保って聞くがその答えはない。


「ちょっと待てよ!そんなことでオレは責められるのか(怒)!」
「今までいろいろ聞いてて私の気持ちわかってるのに、何で?本当にイヤだ!もうわかんない」

こっちこそもうダメだ、これ以上メールのやり取りはできないし、したくもない。

 

15歳の年齢差があっても、男女間はこんなものなのだろうか? 若い彼女をできるだけ寛大な心で受け止めようとするが限界がある。 これからのことを考えると、「もう終わりかな・・・」とさえ、その時は思った。

 

彼女はそ知らぬ顔で挨拶もなく定時にあがった。 

 

私は・・・それでも頑張って一時間後に待ち合わせの場所へと向かった。 自分に頭がさがる思いだ。  1時間、2時間、3時間・・・待つ時間は本当に長い。 送ったメールに返事は帰ってこない。5時間たって帰ろうとした時に電話が来た。

 

「まだ待ってくれてるの?・・・・・・・・・・・・ごめんなさい(涙)。・・・・・・・今から行っていいですか?(ヒクッヒクッ涙)」


「うん、待ってるよ」 やっぱり私は甘い。

 

 

Old days

 

>もし、今、officeloveさんが独身だったら、彼女(うちの女房殿)と恋に落ちていたのかなぁ??(引き続き by booさん)

 

難しい質問だ。15年前に比べ、私はいくらか大人になっている。また、女性を見る基準も確実に変化している。「恋に落ちる」が、もしも燃え上がるような恋だとすれば、答えはおそらくNoで、「付き合う」という軽い感じであれば、Yesのような気がする。

 

勝手な言い分だが、今の彼女との関係は、逆にうちの女房殿がいることで成り立っている。彼女には安らぎと心地よいSEXを求め、女房殿には、いわばしっかりとした強い女性を感じることで私の中のバランスがとれている。

 

もし仮に、神様が私をいきなり独身にしてくれたとしよう。誰か一人をとことん愛せるかというと、その答えもNoだと思う。別に結婚に幻滅しているわけではない。子供を育てることはすばらしく意義のあることで、その確かな成長を見て満足に思う。しかし・・・

 

かのライブドア堀江さんが彼の著書でこう言っていた。
「結婚、もしくはひとりの女性に縛られたくはない。独身で、遊びたくなれば遊ぶ。これが自分のライフスタイルだ」(概略)

時の人であり、離婚歴のある彼ならではの独特のコメントだ。

 

実は、私の考え方はこれに限りなく近くて、生きていくうえで「恋愛がすべて」だとは決して思わない。 独占欲も自己愛も強いほうだとは思わない。 しかし、「誰かを愛すること」が、生きていくうえでの重要な活力になることは間違いなく、常に誰かを必要としている。 またそれは、ひょっとしたら複数によって初めて補われるものかもしれない。

 

勝手なコヤジの個人的な呟きだと思い、この記事は笑い飛ばしていただきたい。

 

 

閑話休題。

matini

 

よくコメントをいただくbooさんからのリクエストにお答えし、うちの女房殿との馴れ初めを記事にすることにした。 「恋愛期間は奥様ともラブラブだったのですよね ?」 うーん、どうだろう?

 

出会いは、わりとTVの恋愛ドラマ級・・・旅行会社で添乗員をしていた彼女とは海外で出会った。 15年前、夏の暑い日、当時私はアメリカ本社で研修を受けていたのだが、その日は出張でアトランタを訪れていた。 街でみかけ、話しかけた女性。 それが女房殿だ。

 

「日本人のかたですよね?」
「はい?」
「よかった。 この辺で一人でも入りやすいレストラン知りませんか? できれば日本食を食べたいんですけど・・・」


地元の人か、もしくは旅なれた人のような気がして気軽に話しかけることができた。
わりと夜遅い時間だったが、人通りは多いストリートであり、日本人だったことで警戒されることはなかった。 

 

「ちょうど私も今からレストランに行くんですが、何ならご一緒しますか?」
彼女はお客さんを迎えにそのレストランに行くところだったようだ。 ラッキーだった。
 
2-3分歩いただろうか。 道すがら、何か話したが良く覚えてはいない。 ただ、見知らぬ土地での日本人との出会いは会話を弾ませた。 コンダクターならではの親切でやさしい性格に引かれ、また会いたいと思い名刺を交換した。 

 

その1ヵ月後、帰国後し落ち着いたころに職場に電話をし、渋谷で会うことになった。 久しぶりに会う彼女の笑顔に、心をなぐませてくれるような何かしら温かいものを感じたのを覚えている。 仕事の難しさと海外の話で意気投合し、その後もデートを重ねていた。 「できちゃった婚」を先取りし、結婚することになった。

 

ラブラブ・・・とはいえない。 「結婚て、実はこんなもんなのかな」って思いながら成り行きに任せたものだった。