聖地にはそうは簡単に行くことが出来ないと知ったクバ御嶽。

ちょうど今帰仁グスクの桜祭りが開催されていた時期にクバ御嶽へ行きました。

クバ御嶽は

琉球の神話に登場する開闢の神アマミキヨが作ったとされる琉球開闢七御嶽のひとつです。

琉球開闢七御嶽

1. 安須森御嶽（あすむぃうたき）：国頭村辺土
2. クボウ御嶽：今帰仁村今帰仁グスク内
3. 斎場御嶽（せーふぁうたき）：南城市知念
4. 薮薩御嶽（やぶさつうたき）：南城市玉城
5. 雨つづ天つぎ御嶽（あまつづてんつぎうたき）：南城市玉城、玉城グスク内
6. クボー御嶽（くぼーうたき）：南城市知念（久高島）
7. 首里真玉森御嶽（しゅいまだむいうたき）：首里城内

これもなんというタイミングなのか！

たまたま1月にリプログしておりましたよ。（笑）

今帰仁グスクの桜まつり

お花見したいって書いてた。

『”世界遺産。今帰仁グスクの桜祭り”』

さてさて、ブログ記事がテレコになっているのですが、

実は、沖縄の聖地で最初に行ったのが

こちらのクバ御嶽でした。

（過去の沖縄聖地巡り記事の一覧はこちらからご覧になれます。）

おきなわの聖地は全く行ったことが無くて、

どこにどんな聖地があるのかも知らなかったですが、

沖縄でグスク研究家の武部さんが、

こちらの御嶽をチョイスしてくれました。

そんなで、社会学地域研究者の宮城さんもご一緒に

お二人の案内の元で行けました。

目の前にある三角の山がクバ御嶽です。

山に昇る前に今帰仁グスク駐車場で先ずはコーヒータイム。

談笑して中々動こうとしない２人に

「早く行こうよ〜。」

と心の中で思い余裕をかましておりました。

が、まさか

この後にとてんでもない山登りが待ち受けているとは知らなかったのでした。

では、入山です。

山の入り口で沢山の歓迎を受けて気持ちもウキウキと出発です。

 

途中の拝所、拝所でごあいさつをし

ほぼ道なき道の山へと入っていきます。

ここまでは全然余裕だったのですが、

ロッククライミングの様に岩肌を登ったり

断崖絶壁ともいえるような

畝沿いに進んで

途中下を見ただけでも足が震え

山から見下ろす景色を見たら更に足がすくんで

「後、30メートル程で頂上だよ。」

と言われたその時点は、

更に崖に這いつくばる感じで

怖さのあまりに一歩も足が出なかった。

怖くて泣いてしまったよ。

でも、

励まされながら

やっと登頂です。

 

途中、雨が降ったり止んだりとしながらも

山頂では雨も止んでました。

 

ここでの男性二人の会話がとても面白くて

というのか、

歴史的背景と地形、グスク、支配、国王などの

視点から述べていたのは、

どう見ても

今帰仁グスクを見下ろしてるやろ

そうなんです、クバ御嶽から今帰仁グスクの全貌が丸見えなんですよ。

ここに支配者がグスクを何故作らなかったのでしょうね・・・。なぞｗ

ま、私的には

スピリチュアルとかそんなのまったっく関係なく

現実的に

聖地は誰でも簡単に入れないぞ！

どんだけ怖いねん。

足がすくむやん。

泣けてくるやん・・・。

流石、アマミキヨさん、

誰でも行けそうにないところに御嶽をつくられましたね。

聖地は簡単に行ける場所にはありません・・・。

そんな事を身をもって経験したのでした。

と言う事で、冗談抜きにして

とても神聖な素晴らしい聖地でした。

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