面接対策「最近、叱られたことある?」
昨夜は、とある職業訓練生を対象とした就職支援講座のお仕事で出かけておりました。
最近は基金訓練のお手伝いも増え、今担当している8クラスに加えて2~3月からさらに8クラスの講座が始まります。
(もちろんパソコンや簿記、エステ技術といったメインの訓練項目があるので、私が毎日授業をやるわけではありません)
こうしてずっと呼んで頂けるのは、ホントにありがたく感謝のひとことです。
訓練は一般の学校と違い随時開始なので、クラスによって進捗状況もバラバラ。
個人面談で話が混乱しないように、それぞれの情報を自分なりに管理するのはちょっと工夫がいりますが、クラスによって独自のカラーがあったりしてなかなか楽しいものです。
昨夜のクラスは男性ばかりのIT技術系クラス。
面接対策の時間に、20代の受講者さんから話題の提供がありました。
採用面接で「最近、だれかに叱られたことがありますか?」という質問を2社連続で受けた、という話です。
彼自身は「家族からいいかげん早く就職しろと言われました」と答えたところ「それに対して、あなたはどう思いましたか?」と重ねられ、「そう言われるのももっともだと思いました」と、返したのだとか。
「いいえ、最近叱られたことはありません」の答えの方が良かったでしょうか?というのが昨夜の質問です。
新卒を含め若年者を採用する企業では「コミュニケーション能力」だけでなく、「ストレス耐性」はどうか、端的にいえば「打たれ弱い」「キレる」タイプかどうかを確認しようとする傾向が年々高まっていると聞きます。
「叱られない=要領がいい、優秀」という考え方もありますが、新しい職場に入った途端、すべてがノーミスでこなせるスーパーマンはいないはず。
どんなに優秀でも、若手のうちは叱られる機会は必ずあるでしょうし、問題はその後の反応や態度でしょう。
自分は悪くない!と固執したり、ショックを受けて極端に萎縮せず、素直に受け止めることができるかどうかを見る質問ではなかったか。
そんな視点を含めて受講生の全員で意見交換し、それぞれに考えて頂いたひとときでした。
しかし年を重ねてくると、叱ってくれる人のありがたさがつくづく沁みますよね。
私も、たまには誰かに優しく叱られてみたいものデス☆