知人から、
仕事を辞めたいんだけどと相談されました。
職場にパワハラ上司がいたり、関係する経理部の人たちが皆インケンで、会社自体がツライ、もう我慢の限界だと言います。
彼女の心の中に、泣き崩れている本人が見えたので
辛かったね、よっぽど我慢してたみたいだね、
と言ったら声を詰まらせていました。
こんなに辛い毎日なのになぜそこから離れられないのでしょう。
彼女の本心の中に
“ 仕事をすぐにやめてはいけない ”
“ やめた後、次はどうしたらいいんだろう ”
という強い縛りや不安があって、結論を出せずにもがいているようです。
人生には大事な決断ポイントがあります。
どんなことにもメリットデメリットがあって
悩むときはそれらが拮抗しているとき。
シーソーのバランスが取れているので決められないとき。
そういうときはどちらを選んでも正解であり、
また焦って結論を出さない、という手も賢いです。
知人の場合も、パワハラは辛いけれど、有名なきちんとした会社ではあるので、投げ出すのももったいない、という気持ちもあったよう。
賢い決断のための大事なことはふたつ。
１ 結論は明日出す。
まず落ち着くこと。冷静になること。
感情的に辞表をたたきつけて後悔することは避けたい。
そのために
「どちらを選んでも正解」
「焦って決めない」
「結論は一晩寝てから」
脳を冷静に。明日になったら新しい情報や展開が降りてきます。
2 選択肢を増やすこと。
「辞めてもいいし、続けてもいい」
「他にどんな募集が出てるかな」転職サイトをザッピングしてみる。
「自分はどんな仕事ならできて、続けられそうにないのはどんな仕事？」
自分といろいろお話してみる。
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これらふたつを押さえておけば後悔しない決断が下せます。
あなたの辛さはあなたにしかわからない。
こころの声を聞いてあげられるのはあなたしかいない。
悩んだら、心の中の泣いているあなたをイメージして辛さをシェア。
わかってくれる人が1人いたなら明日からまた頑張れるもの。
明日はパワハラ上司の方が左遷させられるかもしれませんよ。
