抗がん剤治療は、がんという「悪玉」を抗がん剤というさらに強い権力でおさえつけること。

これはストーカーに狙われた時に、弁護士さんや警察などの権力に抑えてもらうこととよく似ています。


けれどそれをさらに強い力で抑えて問題が解決してもなお

大きな不安が残ったままになります。

自由になれたはずなのに気持ちがすっきりしなくてはその後の人生も曇ったままになってしまいます。


「がんやストーカー=悪いもの」


という図式からいったん離れましょう。


いやな出来事をあえて「必要なもの」ととらえてみます。


強いもので封じ込めるのではなく、受け止めてみる。

受け止めるとは、

がんやストーカーという「大事件」が、自分の人生でなぜ起こっているのか。

ということを考えてみることです。必ず大きな理由があるからです。


神様は考える人の味方です。必ず解決の糸口になる何かが落ちてきます。

特に、がんなどの病気やストーカーなどの恐怖の事件は、過去にとても恐怖を感じる出来事を経験している方が多いものです。

恐怖のできごとで、過去の恐怖を引き出して、心をやわらげてくれようとしている働きもあるのです。


どんな問題でも、人生スパンでのいっときのできごとに過ぎません。

恐怖や不安にとらわれなければ必ず晴れ晴れした明日がやってきます。