みなさん、こんにちは


日下 由紀恵です



私たちは一度恐怖の体験をすると、


それが記憶に刻まれて警戒心が強くなるようになり


生活を非活動的にします


恐怖のできごと


命を脅かすできごと


強いショックを受ける経験はそれだけでわたしたちの生命のスイッチをOFFするように動きます


今、


□ うつやひきこもり


□ 元気がない


□ 毎日が重い


□ 夢や希望が見えない


□ 不安になりやすい


□ ネガティブなことばかり思いつく


□ 眠っても疲れが取れない


□ 眠れない


□ 死を考える


□ パニック障害と診断された




などが起こるとき、それは恐怖の体験で体と心が極度に緊張している状態です


最近経験した恐怖体験を思い出してみましょう



☑ お客さんに怒鳴られた


☑ パワハラ、モラハラなど理不尽な扱いを受けた


☑ 子どもや家族のことで問題が起こった


☑ 病気を宣告された


☑ 親しい人との死の別れがあった


など、必ず何かがあります




大災害や大事件など未曾有のできごとは

ショックが大きすぎると記憶の底へ押し込められて

逆に思い出せなくなっている場合もとても多いです


また、年配の方の場合は


戦争体験が深く心に傷を作っていて


それが無意識に不安を呼びやすくさせてしまっています



感情はひとつのりっぱな物質です


目には見えないけれど、感じた時点で形となり、


心の中に”一人の人間として”存在しています


「怖い」「つらい」「はずかしい」など思い出したくないものを忘れたふりしてしまうと


残ったままになり、それが負のエネルギーとなって


あなたに不安ばかりを考えさせるようになります


そしてその存在を知らせるために何かの大きな問題を起こすようになります




これらを出していくことで昔みたいにワクワクイキイキと楽しい毎日が送れるようになります


ぜひこれら恐怖の感情を心の外にだしていききましょう!



**【恐怖の浄化の方法】****


① 怖かった出来事、ショックだったできごとを思い出します


② その時のことで一番最初に現れるシーンを思い浮かべます


③ そのシーンの中にいる自分自身をイメージします


④ 自分がどのような表情をしているか、見てあげます


(たぶん悲しそうな、何も言えずに泣きそうな顔ではないでしょうか)


⑤ 自分がその時、どんな言葉を言いたいか、引き出してあげます


例えば「どうして?」「なんで?」「ひどいよ」「信じられない」「助けて」「私の何が悪いの?」「どうしたらいいの?」「もういやだ」「やめて」「疲れ果てた」「ばかやろー」


など、なんでもいいのです。


「言いたい言葉」がきっかけとなって、押し込められた感情が解放されていきます



特に、地震などの災害では辛いことではありますが


できるだけ破壊された町並みなどリアルに思い出して


「どれほど恐怖だったか」


「どれほどパニックになったか」


家族と会えなかったときの恐怖


寒さや暗闇の恐怖


亡くなった知らせを聞いた時の恐怖・ショック


避難所や仮設住宅で過ごした我慢


・・・・・・


を頭の中で再現します


⑥そのできごとを経験した時の自分に向かって


「こわかったね」


「ショックだったね」


「つらかったね」


と声をかけます



涙や恐怖があふれて来たらたくさん泣いて、たくさん叫んでください


その涙や叫びこそが、封印された感情です


もし涙が出なくても、思い出してあげるだけで過去の皆さんは安心しています


こころの恐怖がどんどん浄化されていますから大丈夫です!


たくさんたくさん思い出してあげてくださいね



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記憶を封印するということは



心の中にそのショックや恐怖が残されたままになっているということ


それらを「思って(感情を共有して)」「出す」=思い出す作業が


心の回復にはとても効果的です




小さいうちはまわりの大人が慰めてくれます


でも大きくなると、がんばらなきゃ



泣いてなんかいられない


こんなことで文句言ってる自分、恥ずかしい

と、感情にふたをしてしまいがち



怖かったことをそのままこわかったねと認めてあげる

怖くて怖くてたまらなかった、と思うことを、許してあげる


そうすると不思議と、不安になりにくくなってくるのがわかります



いつの間にか元気が戻ってきて


毎日が楽しいものに変わってくるでしょう



みなさんのがんばりを、神様はちゃんと見ていてくれています


怖い体験こそばねにして


素晴らしい人生をつかんでいきましょう