みなさん、こんにちは


日下由紀恵です



本日1/12(月祝)は成人の日



本日成人式を迎えられるみなさん、おめでとうございます!


心よりお祝い申し上げます



みなさんの人生は


水のように揺れ動きながら必ず高みに上がっていけるようになっている


たいへん素晴らしいものです



ちょっとしたプレッシャーなんか一時的なもの



そんなものに負けないでいきましょう




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祇園精舎の鐘の聲(こえ)、諸行無常の響あり


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平家物語の冒頭部です


祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)というのはブッダが説法を行ったインドのお寺



ここには本来は鐘はなかったそうで、平家物語にはイメージとして登場します



すべてのものが移り行く宿命を持って生まれてくることを



お寺の鐘の物悲しい響きにのせてイメージさせる冒頭です





もうひとつ



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行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。


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こちらは鴨長明「方丈記」の冒頭です


大きい流れ、小さな波紋、人生の過酷さや喜び、その流れを川の水に見た一節です





私たち人間の70%は水です



ちょっと立ち上がっただけで



ちょっと何かを見たり聞いたりすることで刺激を受け



それは揺らぎます



悩むときというのは心の水が大きく揺らいでいる時



良い時もそうでないときも


毎日揺れ動いているのが正解です



揺れること、ひとところに留まっていないことに不安を感じるのではなく


ゆらゆら揺れる心地よさを感じてみましょう




大きく揺れている時は、まずその揺れを落ち着かせてからものごとを始めると



簡単にうまくいきます



それを覚えておくだけで人生のすばらしさを誰よりも早く知ることができます





方丈記はこう続きます



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淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、


久しくとどまりたる例(ためし)なし


世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし


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良いものはさらに良いものへ


良くないものは水に流れていく


それが人生です



何が来ても心配いらない


人生は自分自身のもの


喜んで笑顔で進んで行ってほしいと思います(^-^)






ちなみに平家物語はこう続きます


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沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。


驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し


猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。


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さしづめ本当の勝ち組とは何ぞや



を示唆しているというところでしょうか





今日という日がみなさんにとって素敵な一日になりますように(^-^)