これから暑くなる夏場に向けて、子どもたちのマスク着用について、様々議論されています。
それはそうです。
新型コロナウイルスの感染者数が減少している中、暑い夏に子どもたちが教室や外でマスクを付けっぱなしでいる姿に心痛めない人はいません。
厚生労働省は、子どものマスクについてこのように公言しています。
人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合においては、マスクを着用する必要はありません。 また、就学前のお子さんについては、 マスク着用を一律には求めていません。 マスクの着用は推奨しません。 他者との距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めていません。
私も『まんが図書館』では、子どもたちと接する機会が多いので、「子どもたちがマスクをつけることによる弊害」の方に、より気をつけています。
学校で、子どもたちが一日中マスクをつけて感染防止を行うという観点よりも、唾液や汗でマスクに雑菌が繁殖するなどの衛生面をより心配する声が多くなっています。
私は、自転車に乗っている時や走っている時、外遊びする時には「マスクを外していいよ」と子どもたちに声掛けしていますが、以前、マスクを外して歩いていた子が、道ですれ違った見知らぬ大人から、「マスクを付けなさい!」と言われ嫌な思いをしていることも聞いています。そのような小煩い大人の存在は非常に困ります。
そろそろ、外遊びは勿論、おしゃべりせず読書する場合など、室内でもマスクを付けなくてもよい雰囲気を世間が作っていく必要があると思います。少なくとも『まんが図書館』ではそのようにしていきます。
まんが図書館館長
星野慎太郎