昨日は、議会中できなかった仕事や書類を一日中やっつけていた。夜になっても終わらず自宅に持ち帰り、夕飯の後、さて仕事の続きをやろうかというときに電話があった。
成田市下総地区に住む20代の青年が、雨の中、濡れて弱りきっていた仔猫を拾ったという。3日間道路にいたらしいが、ついに今日ぐったりしていたのを家族で問題視して保護したらしい。
夜20時過ぎだったが車を走らせた。チュールは食べたから大丈夫とのことだったが、見てみると、段ボールの中で濡れた身体でうずくまっており、このままなら朝までもたない状態である。目の周りも目ヤニだらけ。濡れた身体を拭いて温め、ノミ取りスプレーして栄養食と温かいミルクを与える。ノミ取りスプレーで弱ったノミがゾロゾロ出てきた。ものすごい数で、暗い中よく見ると身体もノミの糞だらけだ。弱った仔猫はノミに血を吸われすぎて貧血で亡くなることもある。
無理やり食べさせて、水分も摂らせ、暖かい毛布を敷いて仔猫をくるみ休ませてきた。
写真を見てもわかるようにノミだらけフンだらけ。よく保護してくれました。
青年は、明日仕事が休みなので病院へ連れて行ってくれるとのこと。これまでの経験から、保護した日が大切で、もう大丈夫と放っておいて亡くなることもある。動物病院に預けても安心できない。人間の病院と異なり、看護師が夜中も見ていてくれるわけではないからだ。連れて帰って夜中でも保護した人がこまめに見て世話する方が命は救われる。
この子もなんとか生き延びてくれることを祈る。
成田市 市議会議員
星野慎太郎