NASAの小型ヘリ「インジェニュイティー」(「創意工夫」という意味らしい)が、史上初、他の惑星での動力飛行に成功したとのニュースを見た。我々から見たら素晴らしい一歩だけど、宇宙人からはどう見られているのだろうか、と考えてしまう。
私は、この広大な宇宙空間には多くの知的生命体が存在し、宇宙船で地球にやって来ている彼らから見たら地球人の科学レベルなどはかなり低レベルなものだろう、と思っている。科学レベルもそうだが、倫理道徳レベル・愛のレベルにおいては更に低い状況であることは間違いない。
人類を大量殺戮するための兵器をはじめ、軍事費に200兆円(SIPRI公表の2019年の世界軍事費)もの予算をかけている惑星に住んでいる生命体が、生物的に高い道徳レベルにあるとは間違っても言えないだろう。地球人としてとても情け無い。宇宙人とお茶を飲む機会があれば、まずその事を謝りたい。宇宙の知的生命体には訊きたいこと、教えてもらいたいことが山ほどある。
この世(この世界)で生きている限り、お金や物はもちろん大切であるが、心の在り方や人はどうあるべきかという価値観はそれ以上に大切ではないだろうか。
ダーウィンの進化論の通り、バクテリアのような生命体が人間のような緻密で超高度な生命体に「進化」という都合の良い名目で、果たしてなり得るのだろうか?「神が人を作った」程度の聖書並みの説明では話にならないが、他に説得力のある理屈が無いため、結果、人類=ダーウィンの進化論で誕生、という図式になってしまっている。皆さんは、現在進化中の生き物を見たことがあるだろうか。私は無い。
我々は何処からやって来て、この世での生を終えると次は何処へ行くのか。我々は何のためにこの世にやって来ているのか。
そういった事を考えていると、自ずと生き方は変わってくるはず。謙虚に、全てのことに感謝し、弱い者を守り育て、お互いに助け合って生きる。そんな生き方に変わってくるのではないだろうか。私はそんな考え方を持ちながら、今後も謙虚に感謝しながら生きたい。そしてこの世での生を終えたなら、当然のように向こうの世界へ帰って行きたい。
成田市 市議会議員
星野慎太郎