昨夜 とても不思議な夢を見て目が覚めた。

 

私がちいさな教室のようなところにいると、女性の幽霊が現れて、「私の名前を当ててみな」と言う。

名前などわかるわけがない、しかも怖い。

わからなかったらどうなるのだろう、という恐怖。

すると、私の隣りにいた女の子が、その幽霊にこんなことを言う。

「黒板に線を何本か書いてみて」

幽霊はそのとおり、線を書く。

女の子は幽霊に向かって平然と、もう1本書いて、などと言っている。

いったいこの女の子は誰なのか。

次の瞬間、幽霊が私を振り向いた。

「さあ、私の名前を言ってみな」

ドキドキしながら、ふと黒板を見ると、なんと文字が書かれていた。

これが名前なんだと直感し、その文字に「さん」をつけて読み上げると、幽霊は「当たり。よくわかったな!」と、大喜びして私の周りを何周か回った後、笑いながらどこかへ消えてしまった・・・。

 

そこで目が覚めた。

恐ろしいほどハッキリした夢だった。私はいつも夢を見ても覚えていないので、これはとても珍しい。どうやら何か(誰か)やって来ていたようだ。息子が近々一人暮らしをするので、昨日の日中マンションの空部屋などを見て回っていたが、もしかしたら連れて来てしまったのかもしれない。よくあることだ。時計を見ると午前2時。私の脇には黒猫のリリィ(女の子)がいつものように丸くなって眠っていた。

 

夢とはいったいなんだろうか。

シルバーバーチと名乗る高級霊が、イギリス人のモーリス・バーバネルを霊媒として60年間この世にさまざまなメッセージを伝えてくれたことを書籍にした『シルバーバーチの霊訓』という本がある。私もとても好きな本だが、その中でシルバーバーチは、こんなことを言っている。

 

「実は睡眠中は一人の例外もなく、幽体で旅行しています。
一時的に肉体から離れて霊界を訪れ、縁ある人たちと会っているのです。」
 
その記憶の断片が夢のようだ。
全ての夢が霊的体験というわけではないとも言っているが、我々は眠っている間に、よく別の次元を訪れているようだ。

 

今回私が鮮明に見た夢はとても怖いものだったが、最後に幽霊が嬉しそうにはしゃいでいる姿を思い出すと笑ってしまう。よほど嬉しそうだったから、もしかしたら そのまま成仏したのかもしれない。

 

世の中 不思議なことは多々あり、これまで私もずいぶん霊体験をしているが、今回はとても久しぶりの霊体験だった(しかも最後は楽しかった)。

 

成田市 市議会議員

星野慎太郎

 

 

以前保護した黒猫のリリィ 少し変わった猫です
あの女の子は もしかして君かい