黒猫
 
市民の方から日々、さまざまなご相談をいただく。座談会では、自動車運転免許証返納後の利便性の良い公共交通機関について訊ねられる。バス乗車の際には、高齢者用のパスで利用できたら助かるという話は非常に多い。もっともなことだ。ニュータウンから土屋のイオンモールそして公津の杜を結ぶサークルバス実現についてのご相談も多い。駅に出てからまたバスを乗り換えてもらうことはたいへんだ。台風の時期には、大雨時の道路冠水対策についても度々聞かれる。保護者の方からは教育、学校関係の相談も多い。道路標識について、駅前や公園、ニュータウン赤坂地区の再開発に関するご相談もある。
 
しかし、寄せられるご相談の中で最も多いものが 「ノラの仔猫がいるが、どう(保護)したら良いのか」といった、飼い主のいない猫についてのご相談が圧倒的に多い。
 
知らない人から電話がかかってくることは多々ある。事務所に訪問して下さったり、知らない小学生から直接電話がかかってくることもある。小学生の子は、庭に仔猫がいるがどうしたら良いかについて、通りすがりの人に相談したところ、私(星野)に相談してみなさい、と言われたそうで それを聞いて私自身も驚いた。ノラ猫の保護=星野 というイメージができつつあるようだ。
 
これだけ相談が多いということは、それだけノラ猫(仔猫)が多いということであり、自宅の庭や倉庫、隣接地などに仔猫が産まれているが、どうして良いのかわからない、という市民が非常に多いということになる。
 
今後、ボランティアの方々と行政との連携がより一層強く不可欠となるはず。そうでなくては、困る市民が増え続けることになる。この環境問題と動物愛護問題を抜本的に解決する方法は、いまの成田にはまだ無い。個人のボランティアの方々の地道な活動が当面も必要となる。
 
そんな中、嬉しいことがあった。
8月4日、2匹のノラ仔猫の保護とお世話を手伝ってくれた中学生から、とても素敵なお手紙を頂いた。便せんもイラストも可愛い。亡くなってしまった仔の周りにはお花が描かれ、生き残った兄弟の肉球にはハートマーク(実際に肉球にハートマークがあった)も描かれている。とても嬉しい。宝物にします。どうもありがとう。
 
この子のお母さんもとても一生懸命サポートして下さった。こうした協力者の方々が増えていくことが、地道ではあるが、問題解決に向かっての大きな一歩なのかもしれない。
 
成田市 市議会議員
星野慎太郎
 
成田ニュータウン中央線 玉造中学校前付近で「なりみけ」さんが発見した。遺体の損傷から見ておそらく即死だったと思われる。すぐに八富成田斎場ペット火葬場にて火葬してもらう。担当の方、暑い中ありがとうございました。
 
自動車運転の際には、スピードの出し過ぎに充分注意したい。今年はノラの仔猫が例年以上に増えているそうだ。動物の飛び出しの可能性は、常に頭の片隅に置き、瞬時に対応できるよう皆さまお気をつけ下さい。宜しくお願い致します。