2週間くらい前、事務所にお母さんと小学生の息子さんが来て、この近くで弱りきったノラの仔猫がいるのでなんとか助けられないか、と相談された。
ちょうど仕事でお客さんが来るところだったが、お客さんには少し事務所を離れるけど着いたら連絡下さいと電話をかけておき、親子と一緒に歩いて現場へ向かった。
場所は聖徳幼稚園の目の前にあるクラシードという住宅地と中台中学校の境目の辺り。現場に着くと、1匹の仔猫はぐったりしていて、もう逃げる気力も無い感じだったので、とりあえず手持ちのカリカリを食べさせる。風邪をひいているのか目の周りは目ヤニだらけだった。病院に連れて行くと大量のノミがいて、かなりの量の血が吸われているようだった。体力の消耗も酷い。
大量のノミによる吸血で貧血そして脱水・栄養失調状態
スーツ姿で柵を乗り越えたら、着地に失敗して尻もちをつく始末。私も体力が落ちている汗
石原さんに電話をかけて捕獲器を借り、なんとか捕獲できた
捕獲器を使うのは初めてで、恐い思いをさせてごめんなと謝りながら保護する
地元クラシードの方々や何人か猫を愛する人達の力を借りてノラ仔猫の兄弟2匹を保護することができた。
しかし、1匹のあまりの状態の悪さから動物病院で点滴をし入院するも状態が悪化し、翌日の夕方に亡くなってしまった‥‥。もしも保護してすぐに強制的に薄めたミルクをスポイトで飲ませ、柔らかいキャットフードを口に運んでいたら、生きていたかもしれないと、様々な想いが巡りとても悔やまれた。
仔猫に申し訳なくて涙が出た
もう1匹はこの仔の命の分も大切にしたいと誓った
肉球にハートがある
この仔もノミだらけだった
生き残った仔は、2週間ほど保護して愛情たっぷり育て、検査など全てクリアした。そして、先ほど、里親になってくれる優しいお母さんと小学生の男の子が迎えに来てくれた。
愛情、たくさん注ぎました
里親さんは、保護した場所と同じクラシードの方だった。優しい里親さんに巡り逢えて本当に嬉しい。ありがとうございました。宜しくお願い致します。
今年の夏は、ノラの仔猫がとても多い。家の納屋や倉庫で生まれた仔は、わりと身体がきれいだが、藪の中など地面で生活している仔は、ノミ・ダニに大量の血を吸われ貧血状態のため、体調が良くない場合が多い。
猫を保護されている方は、治療費からエサ代から持ち出しでやっているのでとてもたいへんだ。自治体のサポートの必要性を改めて感じている。
成田市 市議会議員