7月は涼しく過ごしやすかったが、お盆を迎えて猛暑の様相。新型コロナウイルス感染者は増え続けており、成田市も公表されているだけで感染者の数は現在30名ほど。全国的にみても緊急事態宣言発令時より感染者数が多いこの状況において閉会中の国会を招集する必要があると思うが、今のところそのような気配も、ない。

 

東京都世田谷区では、住民に無料で何度でもPCR検査を行う施策が進行中。成田市においても、PCRセンター設置への要望が高まっているように感じる。しかしこれは本来、基礎自治体ではなく、国が動くべきことである。国は、疫学専門家の声に真摯に耳を傾け対策をとる必要がある。GOTOトラベルキャンペーンを行いながら、帰省自粛を呼びかけている矛盾、いったい国は何をやっているのかと不信感も正直ある。何事も未曾有の事態に適切に対処することは難しいことであるが、国民の為に誠実に対応してもらいたい。

 

この3連休、初日は「子どものまちキッズタウンNARITA」の様子を見に行ったり外に出ていたが、2日目は半分仕事をし半分は読書、最終日は家の片づけをして、冬物・夏物を整理したらゴミがわんさか出た。整理整頓にはちょうど良かった。

 

今日は連休明けだったので、電話に追われ、雑務と仕事で手いっぱいだったが、合間にちょうどよいタイミングで『まんが図書館』に本を返しに来る子どもたちがいた。なにか面白いマンガはないかと尋ねられ、これなんかどうかとお薦めするのはとても楽しい。子どもたちを観察していると、漫画を含め「本を読める子」と「活字を読めない子」がいることに気づく。家庭環境が大きく影響しているように感じる。地域の一員として自分ができることは何か、日々自問自答しつつ『まんが図書館』を続けている。『まんが図書館』を開館したころは小学生だった子たちも今では高校生。最近は、進路について、職業の種類と説明などをすることも多い。その子の適正にあっていて能力を発揮できるような職業をそれとなく勧めてみる。最初は否定していても、頭のどこかに引っかかり、最終的に適正にあったその職業を目指す姿を塾の講師の時にも目にしているので、焦らず導いてあげたいと思う。

 

書類を作成し終えてコーヒーを飲み、ふと、セミの声に耳を傾ける余裕ができたのは、夜の11時。

今日もお疲れ様でした。

 

成田市 市議会議員

星野慎太郎

 

 

子どもたちも暇を持て余している様子(『まんが図書館』にて)