「GO TOトラベル」キャンペーンが始まったが、本日の新型コロナウイルス全国感染者数は981人と過去最多を記録したと報道があった。旅行を推奨しサポートするどころではない状況にある。東京都民を除外する状態でスタートする必要もまったくない。いったん中止し延期しない限り、この4連休でさらに感染者は増加するのではないだろうか。

 

成田市においても、感染者は11例目となった。市内小学校教員の家族が感染し、教員も感染。そして担当学級の児童2人が感染しうち1名の家族1名も感染が判明している。

 

情報はすべて保健所が管理しているため、市役所も情報が不足している場合が多い。我々議員には議会事務局を通じて報告が届く。市の公式発表まで外部へ出さぬよう指示がある場合はそのとおりにするが、通常、私もできる限り情報は市民にも共有してもらいたいと思っている。

 

よって知り得る情報は、出来る限りそのまま正確に伝えるようにしている。隠し事は、逆に市民の不安を募らせる。今回、「人権を守るため小学校名は出さないでほしい」という意見もあり、当初公表されていた小学校名が伏せられたが、感染していない市民はもちろん、感染者本人を守るためにも、正確な情報を発信することが必要だと考える。

 

我々としては、感染してしまった方々が差別や中傷、いじめを受けぬよう充分配慮することが重要である。風邪やインフルエンザに罹ったからといって非難される人はいない。それと同様に捉えるべきであり、またそのような社会意識を作り上げていくべきである。

 

市内に於いては、症状はどうであれ感染者はもっと存在しているはず。もしかしたら私も既に抗体保持者かも知れない。検査数に応じて感染者数は増加する。これは当然のこと。

 

広島市在住の県議会議員も感染したとの公表があった。他の感染者と数日前に飲食を共にした濃厚接触者ということでPCR検査を受けた結果の陽性反応。

 

第2波到来は秋以降と思っていたが、緊急事態宣言後、予想以上に早い感染拡大状況となっている。充分注意したい。

 

成田市 市議会議員

星野慎太郎