先日、兵庫県在住の里親希望者さんが成田まで来てくれて、保護している仔猫2匹を引き渡す予定だった。遠く関西から、猫も人も大丈夫なのか不安はあったが、先住猫も可愛がっており仔猫の飼い方もわかっているので大丈夫ということだった。

 

兵庫県を夜8時に出発するというので、その前にあらためて確認の意味で、なぜ地元ではなく遠く関東・千葉県成田市の仔猫たちの里親になろうと思ったのか理由を伺ったところ、兵庫県では里親募集が全く無いから、ということだった。急ぎ検索したところ、兵庫県でも多くの里親募集がされていた。なにかがおかしく不可解だった。先住猫について訊くと、今は飼っておらず以前飼っていたとのこと。さらにおかしい。

 

最近は里親詐欺(猫を虐待や転売目的などで里親になろうとすること)も多いので、ご本人写真や身分証の添付などをお願いしたところ、「大切な家族の写真や個人情報の身分証を他人に見せられない」となり、「引き返す」と、メッセージがきて、ご本人の希望で引き返された。
 
後から、「顧問弁護士と相談して成田市長宛に損害賠償請求する」というメッセージも来た。今後は「顔の見える方」に可愛い仔猫たちを渡していきたい、充分気をつけようと思った。なんだか不可解だと感じた己の感はもっと早い段階から信用すべきだった。いかんいかん。反省。

 

京都に住んでいる友人が言うには、関西には「猫の引取業者」なる者がいるらしい。業者を介して、猫は一体どこに売られていくのか。想像すると胸が苦しくなる。

 

今回の件は良い教訓となった。今後、知らない方へは出来る限り近場の方に限定し、身元確認などはしつこいくらいさせて頂くことにする。

 

成田市 市議会議員

星野慎太郎

 

 

左メス 右オス

この子達、2匹一緒に飼ってくださる方募集しています