犬の病気予防につなげるマッサージ
こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。
さて、今日もマッサージの話をしていきますね。
前回のメルマガで、マッサージは「病気の早期発見」につながるという話をしました。
↓
●犬の「病気の早期発見」につなげるマッサージ
https://www.officeguri.com/archives/6993
今回はさらに一歩突っ込んで
「病気予防につなげるマッサージ」というテーマで話して行こうと思います。
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●病気の予防に「獣医師」「飼い主」で役割分担をすればいい。
病院=獣医師、家庭=飼い主
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病気の予防法にはいろいろ種類があります。
一番わかりやすいのは「予防接種」ですね。
犬がかかるとされる様々な重篤な病気から犬を守るための各種ワクチンがあります。こういうのは病院で打ちますね。
あとは、もうそろそろ投薬開始の始まる場所も多い「フィラリア駆虫薬」。
これも死に至る感染症から犬を守る、大切な「病気の予防」です。
そしてこうした「病気の予防」は病院だけで完結するものではありません。
家庭での健康管理も大切な「病気の予防」の一環です。
その「病気の予防」の一つに「ストレス対策」があります。
ストレスが体に様々な影響を及ぼし、過度のストレスは健康を害することが、私たち人間の世界でも知られていますが、これは犬も同様です。
慢性的なストレスが、人間と同じように
・胃潰瘍
・動悸
・潰瘍性大腸炎
といった病気の原因になるケースがあります。
その理由の一つとして考えられるのが
「ストレスによる自律神経の乱れ」
です。
自律神経は私たちの身体を自動調整してくれる大事な神経ですが、慢性的なストレスが続くことで、バランスを崩します。
バランスを崩す…という深刻なところまで行かなくても
(というか、できればバランスを崩すというポイントまでは行きたくないですね)
体がだるい、元気が出ない、といった体の「ちょっとした不調」という風に、自律神経の「乱れ」という形で出てくる場合もあります。
季節の変わり目にちょっと体調が悪くなるとか、気温が極端に高い、低いというときに体がだるくなる、といった場合、自律神経の調整機能が気候の変動にうまくついていけず、慣れるまで時間がかかることが原因で引き起こされているケースもよくあると考えられています。
こういうちょっとした不調、というのは、病院に行くほどでもなく、時間が経つと自然に治ってしまうことも多いのですが、やっぱりだるいとか、元気が出ない体調、というのは人も犬もスッキリしないので、あまり嬉しいことではありませんよね。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなりますが、ものすごくざっくりいうと:
●交感神経:緊張、攻撃、恐怖、不安を高める
●副交感神経:リラックス、身体の回復を促進する
といった役割分担をしています。
生きていく上ではどちらも大事で、どちらも必要な働きです。
ただ、バランスか崩れるのは良くありません。
慢性的なストレスは、「交感神経」を常に優位にし、そうすると体は緊張状態を長く強いられます。
緊張だって、時と場合によっては必要です。
でも同じくらい、身体の緊張を解き、休める時間も必要なのです。
そうした時間を意識して作り出すために
●マッサージ
が役立ちます。
飼い主さんが穏やかな声で、一定のリズムを保ちながらやさしくマッサージをすることで、犬は交感神経の緊張を解き、心拍数が穏やかになります。
筋肉の緊張も、劇的に緩めることができます。
また、特筆すべきことはマッサージによって犬も脳内物質である
「エンドルフィン」
が増加することです。
エンドルフィンは脳内で出される一種の麻薬のようなもので、非常に強い鎮痛作用と多幸感をもたらす物質と考えられています。
この痛みをやわらげ、多幸感を生み出す物質は犬の身体や心が受けたストレスの回復に役立つと考えられています。
もちろん、マッサージは病院で行われる医療にとって代わるものではありません。
犬が感染症にかかれば、即獣医師の診察を受け、適切な抗菌薬を投与しえ貰う必要があるでしょう。
一方で、医療も完ぺきではありません。
生き物の身体についてはよくわかっていないことの方が多いですし、すべての病気を100%治せるところまで、まだ医学は到達していません。
だからこそ、「医学」「家庭でのケア」を併用して、お互いに補いあって、犬の健康を守るためにベストを尽くすことが大切では?と私自身は考えています。
家庭での犬の健康管理には様々な方法があります。
(食事、運動、睡眠、休息の適切な管理など)
その中で、多くの飼い主さんにとって、手軽にできるものが「マッサージ」です。
「マッサージ」に特別な器具は必要ありません。
ただ、リラックスした状態の飼い主さんと、緊張を解きほぐしたい犬が一緒にゆったりとした時間を1日の中でほんの少し、取ることができればOKです。
特に、マッサージは「飼い主さんが行う事」で大きなメリットが得られやすいホームケアです。
では何故、飼い主さんが行うことが重要なのか?
これについては、次号のメールでご紹介していこうと思います。
ぜひ楽しみにしていてくださいね。
本日は以上です。
Office Guri
諸橋直子
(終)
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