犬とNG食材~犬とネギ類(2)【ぐり通信】 | 犬のための手作り食[ぐり通信]公式BLOG

犬とNG食材~犬とネギ類(2)【ぐり通信】

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○○さん、こんばんは^^
Office GuriのNaokoこと諸橋直子です。




さて、前回のメルマガでは
犬が食べてはいけないNG食材の代表として「ネギ類」を取り上げました。

↓   ↓


■犬とNG食材~犬とネギ類(1)【ぐり通信】
http://ameblo.jp/officeguri/entry-10679345520.html


一方で、同じ「ネギ類」に属するはずの「ニンニク」が
犬に良いハーブとして、食事に少量混ぜる飼い主さんもいらっしゃいます。



この矛盾は・・・?


一体何が正しくて、何が本当なのーーー??



この疑問を明らかにするために
今日は○○さんに、



「なぜ、犬にネギ類を与えてはいけないか?」



という理由についてお話ししますね。




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■犬にネギ類を与えてはいけない理由って…??

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犬にネギ類を与えてはいけない理由。




それは長ネギ、タマネギ、らっきょう、ニラ、
にんにくなどの「ネギ類」には
赤血球を破壊する『アリルプロピルジスルファイド』という物質が
含まれているからです。




赤血球は体の中に酸素を運ぶ大切な役割をする細胞ですが
これが破壊されると貧血を起こしてしまいます。




これが症状として現れる場合を『タマネギ中毒』と呼んでいます。





簡単に言うと、タマネギ食べ過ぎると貧血になっちゃう!!
ということです。





ここまではご理解いただけますか?





一方で、それではどのくらいの量を食べると
貧血を起こすの?ということも重要になってきます。



引き続き、この「量」についてお話ししますね。


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■それではネギを食べた犬は、全員貧血になるのでしょうか?

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実はコレ、非常に個体差があります。






私の知っている犬で、カレーを一皿ぺろりと食べてしまった
かわいい黒ラブの男の子がいますが(笑)
大量のタマネギが入っていたにも関わらず、その子は全く平気でした。






また、ラブ2頭で協力し合って
飼い主さんの留守中に、何とカレーをひと鍋、
まるごとぺろりと2頭で平らげたというツワモノもいます(汗)



ちなみに○○さんは、カレーを作るとき
どのくらいタマネギを入れますか?




私は多い時、3個くらい入れています。




そしてその2頭も
結局貧血は起こらず、そのまま元気でいるそうです。






一方で、間違ってほんの少量、ネギ類を口にしただけでも
具合が悪くなってしまった子もいます。





それでは、何故同じネギ類を口にしても
こうした個体差が起こってくるのでしょうか?



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■生き物には、許容量がある*

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さて繰り返しになりますが、このメルマガの冒頭で



●ネギ類には赤血球を破壊する成分が含まれている



と言うお話をしました。



それでは、どのくらいのネギ類を食べると
犬は中毒症状を起こすのでしょうか?





実はこうした体に影響を与える成分には
それぞれ許容量というのがあります。



ネギ類の許容量の目安としては
犬体重1kg当たり15~20gと言われています。




これは2kgの犬であれば30~40g。
10kgの犬であれば150~200gとなります。



もちろん個体差はありますので
10kgの体重で100gのネギ類を食べたたけでも影響を受ける子も
中にはいるでしょう。



しかしながら、一般的な考えとして
体の大きい子は成分の許容量が多く、
小さい子は少ない、ということは
ぜひ覚えておいていただきたいと思います




体重が少ない犬であれば、少量を食べてもその子の体にとっては
処理しきれない量の成分を取り入れることになりますし
体重による差、というのは気をつけたいポイントですね。








お薬もそうですね。







私たちも薬を飲むとき、1日3回、1回2錠と決められた薬を
早く風邪を治したいからといって
1回4錠飲む人は…いないですよね?(笑)







○○さんも、病院で愛犬のフィラリアのお薬をもらうとき
必ず体重測定をしませんか?






あれは、体重によって処方するお薬の量が変わるからです。






体が受け入れられる量で、なおかつフィラリアの幼虫をやっつけてくれる
適正量をきちんと処方するために、
体重が重要なんですね^^







なので、ネギ類にも同じことが言えます。




一般的にはよほど大量に食べるか、毎日食べ続けない限り
つまり許容量の範囲内であれば、
急激な症状が現れることはありませんし
万一症状が現れた場合は、輸血をすれば治療可能である、というのは
獣医師のお話です。






いずれにせよ、犬には与えなくてもよいとされる食材なので
わざわざ食事にタマネギを与える必要はないですし
万一食べてしまったとしても
まずはあわてずに、獣医さんに連絡しましょう。









さて、今日は「ネギ類」が犬に影響を与える理由と
その「許容量」についてお話しました。




この「許容量」。
よく覚えておいてくださいね*




次回、ネギ類である「ニンニク」が、何故犬の体に良いハーブとして
与えられているのか?について詳しく解説します。




その時に「許容量」が
○○さんの理解を助けるヒントとなります^^





それではまた、次号でお会いしましょう。









(終)

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