こんばんは😊

 

熊本市中央区にありますグラース行政書士事務所、

くまもとの農業を全力で推す行政書士・大友優雅です😊

 

今週は、あさって26日に受ける資格試験の追い込みに入り

直前対策講座もオンラインでがっつり受け

J AGRIのセミナーは二日にわたり3コマ、と

久しぶりにじっくりと腰を据えて

学びを深めたINPUT WEEKでした

 

その中でも

私が個人的に最も楽しみにしていたのが

株式会社 アグリメディア・代表取締役 諸藤貴志氏のセッション

『農地集積と担い手確保について』

 

(株)アグリメディアさんの事業は

ひとことで言えば『農地活用』そして『人材紹介』

それに加えて、昨今は

農家向けの農業プロダクトを伝えるサービス=『ファーマーグリッド』を

展開しておられます

 

以下、備忘録的につらつらと。

 

【農地集積について】

・まず、日本各地の農地は、現状として「点在」している箇所が多く

それが非効率を生んでいること

➡なぜ非効率か?

・土壌条件の違いにより、収量・作業ともに安定しない

・面的に大きくないと、スマート農業の大型機械は効果を発揮しづらい

・人や機械の移動など様々なコストが高止まり

 

・『(総面積ではなく)まとまった農地の確保』+『多様な人材の確保』が合わさったときに、

日本の農業の発展スピードが加速する、と考える

 

・国の動きを政策視点で見たときに、『地域計画』への移行が言われているが、

まだまだ地域や自治体によって温度差があること

・羽生市のチャレンジファーム(埼玉県)、吉川市(同)、矢吹町(福島県)の例のように、

行政と手を取り、機能集積による産地化を目指すことの意義

 

【担い手確保について】

・これまでは採用の6割がハローワーク経由と言われていたが、変化しつつあり

求人サイトや自社のHP経由での採用が増えている(若年層では8割)

・会社HPは、応募を検討している人は必ず見に来るので充実させる必要あり

・採用活動にあたり、しっかり固めておく必要があるもの

➡組織の主要構成要素であり、組織の成長のドライブであるから、ある程度のコストをかけても

しっかり整えておく

①農園のこだわり・強み(例)有機栽培、システム化、水耕栽培、独立支援など

②将来のビジョン(例)規模拡大なのか、六次産業化なのか、地域貢献なのか、など

③組織の雰囲気(例)若手が多い、異業種経験者が多い、女性活躍、など

・採用したい人物像を明確化した上で、緩和できる条件がないか?見直してみて、

許容範囲いっぱいのところを確認する

・最低限の条件として求められている線➡月収20万以上・賞与あり・休日6日/月、

社保あり、キャリアビジョンの明快さ(例)入社○年目の給与が記載されている

・業態ごとの特徴として、野菜・米・果樹は比較的あつまりやすいが社保重要

酪農・畜産は寮のあるなし、教育体制の充実、法人だと週休2日の徹底など

・大切なことは、待遇のみならず「仕事のやりがい」「組織の魅力(雰囲気)」などをアピールし、

興味を持ってくれる人を広げることが大切

・早期退職を避けるには、ネガティブ側面も必ず事前に共有しておくこと

ネガティブな面も「課題として認識」しており、将来の具体的な「改善予定がある」ことも伝える

不安に対するフォローも伝える

 

・・・ふーっ。笑

あっという間・充実の一時間!!

 

九州ではまだ今のところ

農地集積の具体的な動きは見えてきていないそうですが

これは私たち行政書士の業務としてもイメージし易い部分が多くあり

例えば西区の農家さん達の・ある種の閉塞感を打破できる仕組みづくりが

自治体と共にできそうな気もする

 

ちょっと深堀りして調べてみよう、と思ったポイントも

いくつか見つかった

 

それにしてもだ。

頭のいい方の・ロジカルな話しぶりと論旨一貫した帰結は

聴いていてもう、それだけでめちゃくちゃ刺激になる!!笑

 

これを地元で・無料で聴ける喜びたるや。

 

さて、次は

私が何かっちゃぁすーぐ、お訪ね申し上げる会社の専務さんがご登壇😊

 

その人間愛と経営手腕にリスペクトがやまない、

私の尊敬する女性就農者のおひとりである、

(株)カワカミ蓮根の一歩専務✨

 

男前過ぎる方です

惹きこまれます

 

トークセッションの相手方は

カワカミ蓮根さんとお仕事を共にされるFOODBOX(株)のCEO/中村圭佑氏

 

カワカミ蓮根さんのすばらしさは追って

ブログに記しておきたいと思いますが

 

これまで読んできた雑誌や新聞記事には載ってなかった部分を

時系列に沿ってさらっとなぞってくださったので

私の中では大きく合点がいきまして

 

ここまで会社を育ててこられた軌跡に改めて感動し

農業未経験だった方が、結婚を機に就農し、5人の子育てをしながら

これだけの改革ができてきた、ということ

 

改めて、ことを始めるのに

為すか為さざるかは「その人次第」

「遅すぎる」なんてことは何もないな、と感じた次第です

 

腱鞘炎になるかと思うくらいメモ取りまくったー笑

自分で書いた字が読めんとか・・・
 
こんな感じで終わった今年のJ AGRI KYUSHU
 
1年前には思いもしなかった流れが今あるように
1年後の業界を取り巻く環境や情勢もまた、
大きな変化が待ってるんだろうな
 
その変化が、少しでも熊本の農業にとって
良い潮流でありますように
 
時代を読みながら、少しだけ先を見るイメージで
わたしも・わたしができることを
歩み潰えず、精進して参ります😊