良質を知るには五感を使うこと。
いくら知識を叩き込んだところで
体感に勝るものはありませんよね。
それが物心着く前、幼少期から体感していると
それがデフォルト（標準）になります。
たとえば、幼稚園を経営されている方は
毎朝欠かさず、園庭を綺麗に掃除してから
園児を迎えるそうです。
なぜ、園長がそれをするのですか？
と聞くと、
『子どもたちに、美しいということは
どういうことか？目で見て肌で感じて
欲しいからです』
とのこと。
「片付けなさい」
「掃除しなさい」
というより、いつもその状態を示していると
それが普通で、それが心地良いということが
（頭でなく五感で）わかっていく
ということですね。
これは良質を知ることだけでなく
相手にそうして欲しければ
「自分がそれをする」というのと同じです。
私は子どもはいませんが、
ネットやゲームばかりしている子に
「勉強しなさい」というより
毎日親がテレビやスマホを切って、
毎晩本を読んだり勉強する時間を持つと
子どもはそれを見て習慣になりやすい
というのを聞いたことがあります。
最近では、銀座の小学校でアルマーニの制服が
採用されたというニュースがありました。
費用は普通より高価ではありますが、
子どもの頃から「良質を知る」という面では
服育のひとつではないかなぁ、と
個人的には思います。
お客様の中にオリジナルブランドを立ち上げ
服を作っている方がいらっしゃいますが、
その方はご実家が代々テーラーだったため
（目を瞑って）生地を触るだけ、
フォルムを見るだけで
「どんなものか」がピタリとわかります。
その方にとって、幼少期から五感で様々な
生地や縫製を見て触って身につけてきたから
それがデフォルトになって現在の服作りの
ベースになっています。
食事もそうですよね。
添加物ばかり食べていたら濃い味付けが
当たり前になりますよね。
生活習慣病とはよく言ったものです。
で、言うならば
良質とは、衣食住すべてにおいて
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚を刺激して
行けば良いということではないでしょうか？
何かを「習慣」にしたかったら
目で見て、鼻で、耳で、舌で、肌で、
響くように仕向けること。
これらは理屈で教えることでなく
五感が働き自然と身についていくことです。
「五感の習慣」です。
五感で身についたことは、
誰にも奪われることはない
自分のデフォルトであり、財産。
良質を知るからそうでないものがわかります。
良質を知らず、反対側だけでは
良質がわからないですし、
良質がわかると選択がスムーズですよね。
また、決して高価だから良質とは言えません。
良質という言葉を「本物」と読み替えても
いいかも知れません。
それも見抜いていけるようになるでしょう。
そしてまた、「良質を知る」ということは、
見栄や、自慢や、誇張のためではなく
自分の（五感の）心地良さの追求
ではないかと思います。
自分を満たせる人が、人も満たせます。
自分の『心地良さ・快』を
五感で習慣にしましょうヾ(๑╹◡╹)ﾉ"
さて、今日は2月最終日。
早かったけれど、めちゃくちゃ濃かった2月‼️
ミラクルでシンクロ続きの2月でした‼️
3月も楽しみ〜
それでは、また〜。
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