新作パフォーマンス『Illuminate the World』完全版Movieを公開!
新作パフォーマンス『Illuminate the World』完全版の映像が公開されました。
作品タイトルの意味: 「世界を照らす」
今回の作品は、「ヨーヨーパフォーマー」としてだけではなく「シリアルドリーマー」としてもこれから活動していく自分が、多くの人々の役に立ちたい、皆さんを照らす光となりたい。そんな思いを込めて作りました。
世界のどこかにあるという、世を照らす光を生産する工場。
しかしある日、工場に異変が発生し歯車は止まってしまい、世界から光が消えてしまう。
工場の管理人であるBLACKは再び世界を照らすべく、光エネルギーの入手、錬成、再生産をすべく、現実世界とサイバー世界を奔走する…
といった内容となっています。
作品中には私個人の経験やメッセージを暗示するシーンも散りばめられていて、
・これまで様々な困難を乗り越えてきたこと
・人々との出会い・協力によって驚くべき力を手に入れられたこと
・作品世界の中だけではなく、パフォーマンスをご覧いただいた皆さんをも照らす光になりたいと願っていること
などを表現しています。
パフォーマンススタイル: Cinema connected Yo-Yo
本作のようにスクリーン投影orディスプレイの前でダンサーの方などがパフォーマンスをする、というスタイルは、昨今かなり一般的になってきました。
また、本演技にて使用しているヨーヨーは発光パターンを自由にプログラミング可能なのですが、この機構が搭載された「ジャグリング道具」は、5年前に既に発売されていました。
参考映像(2011年)
しかし、こうした「映像の前でのパフォーマンス」と、「プログラミングLED」を”組み合わせた”パフォーマンスというのは、私が知る限り見たことがありませんでした。
両演出の共通項である「光」や「色」を軸に組み合わせることが出来たら、さらに表現の幅が広がるのではないか。
そして、映像の中だけではなく現実空間においてもヨーヨーによる「非現実的(と思われる)技術」を実現することで、それらの融和性はさらに高まるのではないか。
こうした発想から、今回のパフォーマンススタイル「Cinema connected Yo-Yo」が生まれました。
多くの方々のサポート
言わずもがな、本作品の制作にあたっては、これまで以上に多くの方々に力を貸していただきました。
楽曲制作は、これまでの作品から引き続き、作曲家の深澤秀行さん。
当初はストリートファイター4 サウンドトラックのカッコ良さに感動し、TEDで行った演技『Yo-Yo Samurai』では同方向性の楽曲を制作していただきましたが、今回はかなり雰囲気の異なる楽曲に仕上げていただきました。
こちらの要望通りに、そしてそれを越える楽曲を制作いただき、楽曲にインスピレーションを受け演技の内容も修正していく。そんな好循環が生まれる制作過程は本当に楽しく、興奮に満ち溢れていました。
>> Hideyuki Fukasawa - Office Without
そして映像制作は、株式会社キュードット様。
私は個人的に格闘ゲームのプロの方々の試合を拝見するのが趣味なのですが、大会のプロモーションビデオを数多く手掛けられていたのがキュードット様でした。
格闘ゲーム大会のPV制作経験が豊富=深澤さんの楽曲に合わせた映像制作の経験が豊富であると考え、本作品の映像制作もぜひお願いしたいと思いご連絡したところ、快く引き受けていただきました。
本作のストーリーは私が考えたのですが、私の脳内にある情報を正確に読み取り、まさに思い描いていた通りの映像を具現化してくださったのには、本当に驚きました。
そして、「プログラミングLEDヨーヨー」を作ってくださった、株式会社Cerevo様。
「ジャグリング道具では、類似商品が存在していた」と書きましたが、ヨーヨーの場合はプロパフォーマーの数が圧倒的に少ないため、プロ向けのパフォーマンス道具として開発してもニーズがほぼ皆無であることは明白でした。
しかしCerevo社代表の岩佐さんは「せっかく私とBLACKさんが知り合えたのだから、テクノロジーとヨーヨーを融合させたい」と、逆に私を説得する熱弁をふるってくださるという謎の事態が発生し、結果として7-Magicという最高のヨーヨーが完成しました。
>> Cerevo - スマート・ヨーヨー「7-Magic」
楽曲、映像、ヨーヨー。他にも衣装など、総勢10名を超えるチームBLACKの皆様のお力添えのおかげで、ようやく作品として発表できる段階まで漕ぎつけることが出来ました。
皆様には、どれだけ感謝してもしきれません。
とは言え、まだこれはベータ版です
実はこの作品、スケジュール都合等の理由により、背景映像・ヨーヨー等全てがそろってパフォーマンスを行ったのは、この映像を撮影した時が初めてだったんです。
私の動きと映像とのシンクロ具合や作品構成など、改善の余地は無限にあります。
これから先、本作がどのような進化を遂げていくのか、私自身とても楽しみです。
ぜひ多くの場所で、多くの皆様にご覧いただきたいと思っています。
出演のご依頼等興味を持ってくださった方は、webサイトのコンタクトよりご連絡いただければ幸いです!
>> Contact | ヨーヨー世界チャンピオン BLACK(ブラック) Official Website