ラスベガスにて、Zappos様の全社ミーティングに登壇させていただきました
「ラスベガスでショー出演!」と聞くと、
高級ホテル等でのステージショーを想像する方がいらっしゃるかもしれませんが、
今回はちょっと違いました。
話は、今年2月に登壇させていただいた TED conference に遡ります。
プレゼンテーションを終えたわずか10分後に、
こんなメッセージが届きました。
「Great performance. I'd like to invite you to Las Vegas! What's your email address?」
このメッセージをくださったのが、
他でもない Zappos社 のCEO、 Tony Hsiehさん だったんです。
Tony Hsiehさんって・・・誰?
正直なところ、TED会場にて上記メッセージを頂戴した時点では、
恥ずかしながらTonyさんの事は存じていませんでした。
(不勉強甚だしいですね・・・)
ただ、現地にてサポートしてくださっていた 一造さん にメッセージを見せると、
「まじ!?トニー・シェイから連絡来たの!?」
と大層驚かれていて、ただ事ではないのだなと理解は出来ました。
一言で言ってしまえば、VIPの方です。(本家TEDへ来ているので当然ですが)
CEOを務める靴の通販サイト Zappos.com は、
驚きのレベルまで高められたカスタマーサービス、個性的な企業文化で有名で、
「働きがいのある企業100」でも常に上位へランクインしています。
その急成長ぶりは、
amazonが12億ドルという金額で買収したことでも知られています。
しかしご本人は「高慢なVIP」といったイメージとは程遠いとても謙虚な方で、
それどころか、ある種 私に似た性格でもあったのです。
(大きく出すぎてすみません)
今回、出演依頼を頂戴したこと自体ももちろん嬉しかったのですが、
それ以上に、あの会場で真っ先に目を付けてくださった事が嬉しく、
「自分も相手のことを理解した上で臨みたい」
と思い、Tony氏の著書『Delivering Happiness』を拝読しました。
詳しい内容はここでは伏せますが、
読めば読むほどTony氏の人柄、Zapposという企業に興味が湧いた、
という事だけ添えておきます。
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
posted with amazlet
at 13.10.15
トニー・シェイ
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 14,147
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満を持して、ラスベガス入り!
目の醒めるようなスカイブルーの社用車でお出迎え。
移動中、ドライバーを買って出てくれた社員の方と話していると、
事前の期待通り、あるいはそれ以上に、
話していてとても気持ちがいいです。
ストレス無く、日々を楽しみながら働いていることが
言葉の端々から伝わってきます。
高級コンドミニアムに驚愕
今回、宿泊先はホテルではなく、
Zapposが所有しているコンドミニアムに部屋を用意していただける、
と聞いていました。
なるほど、広大なアメリカでは他州から取引先が訪れることもあるでしょうから、
社宅の一部を開放するというのは納得でした。
しかしその実態は、一般的に『社宅』という単語から想像される風景とは程遠い、
高級コンドミニアムでした。
どどーん。
広い。広すぎる。
キッチン。
レンジ有り、オーブン有り、冷蔵庫有り、食器有り、食洗機有りです。
ミネラルウォーターのペットボトルが100本くらい用意されていました。
乾燥の激しいラスベガスでは、とてもありがたい配慮です。
ベッドルームも広いです。
アメニティも充実。
部屋の一角には洗濯機・乾燥機まで。
まさに『滞在』ではなく『居住』を主目的としたコンドミニアムだけあって、
あらゆる設備が充実していました。
写真にはありませんが、
別フロアには24時間営業のジムやプールもあるそうです。
もし同等クラスのホテルに泊まったりしたら、
たぶん1泊30万円くらいするのではないでしょうか。
こんな部屋を用意してくれてしまうZappos、
やはり『Wow Experience』と言わざるをえません。
芸術の殿堂、 The Smith Center
まだ完成からわずか1年半ながら、
数々の著名アーティストやブロードウェイミュージカルが公演を行ってきた劇場。
そんなスミスセンターが、今回のZappos All Hands Meetingの会場でした。
楽屋のドアから感じるプレッシャーについて。
控室内では、ステージの様子をモニターで確認することが出来ました。
ホール内の様子は残念ながら撮影していないのですが、
2,050人収容の巨大ホールは流石に圧巻でした。
後日先方から写真・映像を頂戴する予定なので、
許可をいただけたら、そちらもご紹介できればと思っています。
肝心のプレゼンは?
今回は、TEDで行ったのと全く同じスピーチ・パフォーマンスを行いました。
結果、スピーチが飛ぶこともなく、パフォーマンスもほぼノーミス。
まさに割れんばかりの拍手をいただくことが出来ました。
さらに、数日後に頂戴したアンケートでは、実に25%の方が
「BLACK氏のプレゼンが最も印象的だった」
と回答してくださったとの事。
(当日は本当に盛りだくさんの内容で、
例えるなら、みのもんた氏を呼んで、社員さんでミリオネアごっこをやる、
といったものや、ナショナルジオグラフィックの研究者の方も講演されてました)
『TED Speaker』という新たな看板を背負い、
相応の期待を受け、それに応える責任があったわけですが、
なんとか果たすことが出来たかな、と思っています。
真っ先に声をかけてくださったTony氏をはじめ、
まさにService精神全開で接してくださった社員の皆さんに
心より感謝申し上げます。
今後もこれに気を許すことなく、
引き続き研鑽に励む所存であります!