自然と芸術が調和する街、バリ島ウブドにて、TEDxUbudに登壇してきました | ヨーヨー世界チャンピオンBLACKオフィシャルブログ「BLACK’s Yo-Yo life」 Powered by Ameba

自然と芸術が調和する街、バリ島ウブドにて、TEDxUbudに登壇してきました

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ウブド、という街をご存じでしょうか。

いや、街と言うよりは村の集合体、集落と言った方が近いかもしれません。

バリ島の奥地、伝統芸能や芸術のメッカでもあるこの集落にも、
TEDxという新しい文化が芽吹き始めていました。

TEDxUbudへお招きいただき、スピーカーとして登壇してきました。


発展途上の街と、厳しい自然。その先にあった、最先端の楽園リゾート。



ウブドという集落は、バリ島の中でも、かなり田舎に相当するエリアです。

空港からは、車で約1.5時間。舗装されていない道も多く、道無き道を進み、バイクに左右を挟まれながら、信号もない道を現地ドライバーさんの勘と経験を頼りに進んでいきます。

そして、ジャングルのような道を抜けた先に待っていたのは・・・



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どーん。

これ、ホテルの入り口です。
初めに見たときは、「ラストダンジョンの入り口にしか見えない・・・」と思いました。


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ホテル内は、全て竹で出来ていました。

螺旋階段がホテルの中心に配置され、建物全体は5フロア分くらいの高さ。
その途中途中に客室が配置される構造になっていました。


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部屋の入り口もシャレオツ。

自然との調和をテーマにしたデザインらしく、水滴型のドアが回転します。


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バリらしく、ベッドは蚊帳付きです。
広げると、お姫様の天蓋付きベッドみたいな感じになります。


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蚊帳を広げて、中から撮ってみたの図。


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バスルームも素敵デザイン。


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電源周りにも、自然と調和したデザインが。

今年のTEDxTokyoで太刀川さんがお話しされていた、
『デザインの力』が体現されている感じでした。

>> 日本の美を取り戻す: 太刀川 英輔 at TEDxTokyo



TEDxUbud当日


翌日、いよいよイベント当日です。



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会場は、Five Element Resort。

こちらも、自然と調和した超高級リゾートホテルです。
広大な敷地内に、複数の棟が点在している感じ。


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ステージ。


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楽屋は客室です。
たぶん、スイートルームだったんじゃないかと思います。


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ベッドルームの奥には、露天風呂?ジャグジー?もありました。
(注: 控室です)


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どうやら、自分の出番はラスト、トリを飾るらしい。
気合いが入ります。


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・・・と言いつつも、しばらくは楽屋で待機。

ウブドは日本と比べ高温多湿なので、
すぐに汗をかいてしまうんです。

リハーサルの際、長時間会場で待機していたところ、
パフォーマンス時に着用するグローブがかなり汗を吸ってしまい、
ストリング(ヨーヨーのヒモ)との摩擦が増えてしまう、というトラブルがありました。

なので当日は、Session1だけは会場確認のため会場で聴講しましたが、
以降はずっと楽屋で待機。

ストレッチをしたりPC作業をしたりしつつ、
直前までコンディション調整に注力しました。


本番の模様



現時点ではまだ動画は公開されていないようなので(2013.06/27現在)、
写真にて何枚かご紹介。


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よろしくお願い致します。


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スピーチ中。

自身の体験を通じ、『情熱を持つこと』についてお話しさせていただきました。


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パフォーマンス。

ちょっと見えにくいですが、ちゃんとヨーヨーも回しています。


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パフォーマンス終了後。

スタンディングオベーションをいただきました。



気持ちは伝わる、という事



今回、TEDxUbudへ登壇させていただいた経験の中で最も強く感じたのは、

「気持ちは伝わるのだ」

という事です。


冒頭でも書いたとおり、ウブドという街は、伝統芸能や芸術のメッカです。

彼らからすれば、TEDという文化はある意味『よそ者』であり、
伝統的文化を崩してしまう、排除すべき物という捉えられてしまうリスクもあったのではないかと思います。

しかし、TEDx主催側もその点は十分認識していて、
現地の皆さんと手を取り合い、お互いが幸せになれる関係作りを強く意識していたように感じました。

事実、ボランティアスタッフには現地の方も多数参加していて、
いつも皆さん笑顔でいらっしゃったのが印象的でした。


実は今回、私が行ったスピーチ・パフォーマンスは、
2月に本家TED Conferenceで行ったのと、全く同じ物でした。

主催の方から「TEDの時と全く同じでお願いします!」とリクエストをいただいていたとは言え、特に今回はTEDxイベントでしたので、何度も動画を見返して下さっている方が多い可能性が高く、少し退屈になってしまうのではないか、と心配していました。

そこで、開き直って、初めに宣言してしまいました。


「ごめんなさい。

今回は、TEDで行ったのと全く同じスピーチ・パフォーマンスです。

でも、今日はスクリーン越しではありません。皆さんの前に立っています。

生だからこそお伝えできる物を発揮できるよう頑張ります。

どうぞよろしくお願い致します。」


結果、上記写真の通りのスタンディングオベーションをいただく事が出来ました。


TEDという文化と、ウブドという街。
BLACKという一人の日本人と、TEDxUbudというコミュニティ。

本来は相容れない部分もあるかもしれない関係でも、
気持ちを込めて接すれば、その思いは、必ず届くのだと。

そんな事を感じた、TEDxUbud登壇の経験でした。


>> TEDxUbud 2013 Official Photos - a set on Flickr