買い手市場 | 介護経営お助け塾~介護の経営は必ず改善できるんです~

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北海道から全国に飛び回る介護経営コンサルタント小濱道博の公式BLOGです。

最近、ホームヘルパーの応募が急増しているようです。一時期は、求人誌に募集を出しても一人も応募が無いといった状況が続いていたのが嘘のようです。また、平日は仕事があるからと、土日、祝日のみのシフトを希望する応募者も多いとのことです。介護人材の市場は、完全に買い手市場になってきています。これから先、介護職員の紹介予定派遣などで特需のあった人材派遣業や職業紹介業は本当に大変でしょう。
 
 
この背景には、不況の影響が大きく、一般の求人が極端に減っているために、介護の現場から離れていた人材が介護業界に戻ってきている事。給与のカットなどが家計を直撃して、土日も働く必要に迫られて来たことなどが挙げられるでしょう。ホームヘルパーなどの資格が不要の施設系の介護職員には、不況に喘ぐ建設業界からの流入も多くなっています。
 
 
そうした中、「働きながら資格をとる」介護雇用プログラムが開始されます。これは、失業者に介護資格取得と実務経験を同時に行わせるプロジェクトです。民主党は、雇用促進の受け皿を介護業界に求めていますが、より供給過剰感を高めて、ひいては介護従事者の給与水準を更に下げる結果とも成り得ません。介護業界が人手不足だから、失業者を介護業界に向かわせるでは、余りに短絡的政策と言わざるを得ないのですが、買い手市場に変わりつつある介護業界には逆効果になる危惧も抱かせるものです。
 
 
介護業界の人材不足は、この不況の影響で一服しそうです。しかし、介護業界の「管理者」不足は更に深刻になっています。人を育て、人を活用し、マネジメントを行える人材を如何に育てていくか。その点をクリアしない限り、介護業界は肥大するだけで、本当の成長は望めないのです。