「バーニング・オーシャン」(2016) 63点
4/18 TOHOシネマズ新宿・スクリーン4/試写会にて

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公開前の試写会に行きました。
2010年にメキシコ湾沖の海底油田掘削中に起きた実際の爆発事故の映画化。

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監督はピーター・バーグ。過去には「ベリー・バッド・ウエディング」(1998) や「ハンコック」(2008) なんてフザケた作品を撮っていたのに、最近じゃ「ローン・サバイバー」(2013) や次回作「パトリオット・デイ」(2016) なんていう実録ものばかりで、めっきり社会派。

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そんな社会派監督の実録ものの主人公は必ずマーク・ウォルバーグ。お気に入りにも程がある!w

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本来、実録ものや史実に基づいたハナシってあまり得意じゃない。だって事実に忠実になり過ぎてハナシにメリハリが無かったり、特にオチもなくブツっと終わったり。本作もね、ちょっとそんなカンジ。近々の事故だけに、面白可笑しくは盛れないよね。それもわかる。

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始まりからずーーっと不穏な空気に、いつ何が起きるのかとビクビクさせられる。そしてこれでもか!と畳み掛ける爆発と炎上…大轟音も手伝ってもの凄い大迫力!CGと分かっていてもビビる!

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天然ガスによる爆発事故、といえども結局人災。売り上げの重視よりも安全管理を万全にしておけば起こらなくて良かった事件とも言える。



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すっかりパパキャラのマーク・ウォルバーグ。特殊能力なんて備えてない普通の人間…誠実なヒーローがよく似合う。

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すっかりお爺ちゃんキャラのカート・ラッセル。仕事の鬼、モラルの塊のような熱い役柄。老体にムチ打って頑張っておられました。

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ポンプ担当の若者は「メイズ・ランナー」シリーズのディラン・オブライエン。実録ものだからしょうがないけど、もうょっと活躍してくれても良かったなぁ〜




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上映前のトークショーで池上彰が、石油の採掘方法や実際の事故の経緯、BPの意味、ハリケーンとNY市場の関係等を中学生(生徒役は芦田愛菜w)にも分かるように噛み砕いて解説してくれた。とても分かりやすくて、その後劇中の説明的セリフもスっと入ってきてありがたかった。

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そして今回の試写会では、普段ならプラス1000円の「プレミアム・ボックスシート」も選べたので、ソレにしてみたよ!広いし、1席づつの仕切りがあって映画に没頭出来た!