「われらが背きし者」(2016) 65点
ジョン・ル・カレ原作と聞き、
「裏切りのサーカス」(2011) 級に難解かと、かなり構えて挑みました
それがなんと分かりやすいw
女性監督だからかしら
[↓「裏切りのサーカス」5回目鑑賞時の感想]
旅先でたまたま知り合った男に酒を驕られ、
散々呑んだくれて意気投合。
翌日も楽しく一緒にテニスして、娘の誕生日会まで参加。
プール付きの超豪華テラスで、誕生日プレゼントにラクダを贈る父親ww
めっさ怪しいめっさ怪しいよ、このパパ
全身タトゥーで黒服のSP何人も引き連れて…
そんな怪しい大男から、ちっちゃな物を渡され、
「英国に帰ったらMI6に渡して欲しい」と頼まれちゃって、
断りきれずに引き受ける英国人の大学教授。
エエひとや〜〜エエひと過ぎるぅ〜
エエひと過ぎて損するタイプよーユアン
…と思ったら“損するタイプ” どころか…自ら火の中に突っ込んでくユアン
あんた、ホントに大学教授
よく知らない男の家族の為に、MI6に協力を申し出て、自腹で海外まで…。
しかも奥さん、賢そうな弁護士だって言うじゃない
なんで旦那に着いてく〜
……と、いろいろツッコミながらサスペンスフルな展開を楽しみましたよw
派手なアクションやバイオレンスがあるワケじゃ無いのに
終始ピリピリ、ハラハラと飽きさせない。
いつしか育んでいく男の友情物語りもほっこり。
フィルム・ノワールの装いもほんのりと。
ロシアン・マフィアのパパ・スカルスガルドが、
始めは傲慢で抑圧的でひたすら怪しかったのだが、
物語りが進むにつれて、段々ええヤツに見えてくる。
担当のMI6ダミアン・ルイスも、腹にイチモツ抱えた喰えないヤツだが
出世欲と良心の間で揺れ動いてるカンジが巧い
何だカンだ言いながらも引き込まれる。
【ネタバレ注意】
良心の塊のような大学教授ユアンが
教え子と浮気って……ソレ一番やっちゃいけないことですからーー
人道的な行いをする前に、己の行動に気を付けて下さいな
(押しが強い相手に弱いんだろうな、教授…)
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生まれ変わったら、男になりたい?女になりたい?
ぜったい男
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