「アメリカ、家族のいる風景」(2005) 77点

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ヴィム・ヴェンダースの描くアメリカの風景が好きです。
どこか懐かしい、古き良きアメリカ。アメリカ
それが70年代作品であれ、現代であれ。

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あおぞらどこまでも高く青い空と、地平線に吸い込まれる一本道。高速道路
街道沿いのネオンサイン。ひらめき電球
ダイナー。モーテル。カジノ。ハートスペード

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歴史的名所や最先端のランドマークではないが、
エドワード・ホッパーやデイビット・ホックニーの絵画のような
アメリカアメリカを象徴する風景。
正に、ワタシが見たいアメリカアメリカの風景。

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[参考画像:“A Bigger Splash” (1967) David Hockney]

それはきっと、外国人が憧れるアメリカそのもの。
ドイツドイツ人のヴィム・ヴェンダースが見たいアメリカアメリカの風景。目
そして日本人のワタシが幼少の頃に憧れたアメリカアメリカの風景。キラキラ
…そういえばデイビット・ホックニーもイギリス英国人だったな。



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本作の主人公は、往年の西部劇のスター俳優ハワード・スペンス
若い頃からやりたい放題…やんちゃが過ぎて何度も警察沙汰になり、スキャンダルが絶えない。

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何かを追うように、何かから逃げるように、ただたださすらう男。
そして清算できない過去を辿り、ひたすら途方に暮れる。
独り漂っているように見えて、その傍らで必ず気丈な女が居る風景。
……これもまた、監督が見たい女、見せたい男、懐かしくも古き良き物語り。人間の姿なのだろう。

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主人公を演じるのは脚本も兼任するサム・シェパード
「パリ、テキサス」(1984) 以来の監督・脚本コンビ。
……ワタシの大好物爆笑くぅーww

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荒野を漂い、自分に落胆するダメ男が似合い過ぎるw
実際に逃げ出したくなるような撮影の経験、あったのかなはてなマークなんて考えてしまう。

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そして母親を火葬し骨壺を抱えて歩く謎の少女にサラ・ポーリー
……怪し過ぎでしょ爆笑w

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今回の主な舞台モンタナ州ビューイでダイナーを切り盛りする女店主がジェシカ・ラング
当時話題になった、夫婦共演でしたね。

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ただね〜〜他の役者さん皆自然な演技なのに対して、
彼女だけ、舞台のような大袈裟な演技なのが気になって気になって…
気性が激しい、情熱的な女っていう演出なのかなはてなマーク
それとも脚本家の嫁には監督もダメ出し出来なかったのかなはてなマークw


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彼女のひとり息子アールガブリエル・マン
いま思えば「ボーン・アイデンティティー」(2001)「ボーン・スプレーマシー」(2004) のノッポのCIA職員ダニー・ゾーンだったねビックリマーク叫び
坊主だと全然雰囲気違うッ!!
今回は歌声も披露。カラオケ
恋人アンバーフェアルザ・バルク

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[参考画像:「ボーン・アイデンティティー」のゾーン]



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逃げた映画俳優を追う保険調査員サターにティム・ロス
劇場公開以来2度目の鑑賞でしたが、彼が出てることすっかり忘れてましたえっw
ティム・ロス好きなのになぁ爆笑saow

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このソファの柄可愛いビックリマーク欲しい!!…と思ったのは憶えていたべーっだ!w



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今回、キネカ大森の1番スクリーンにてヴィム・ヴェンダースを旅する〜映画のランドスケープ」という企画で「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」と本作の3本見ました。
映画フィルム本作は35mmで国内最終上映ということでした(権利の関係なのかな?)。

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「パリ・テキサス」の感想は、2011年にnagi家で勝手に催したヴィム・ヴェンダース祭り」に変えさせて頂きます土下座(言いたいコトはこれ以上はありませんビックリマーク)




家に備蓄している食糧、ある?

水とご飯とレトルトカレーにインスタントラーメン、コンビーフ缶にコーン缶…
普段食べてるもんとあまり変わらないww

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