「メン&チキン」(2015) 52点
コレがね、一番見たかったのよノーザンライツ・フェスの中で。
何日か前には完全ソールドアウトだったんだけど、直前になってキャンセル出てソコに滑り込み。
マッツ・ミケルセン主演、アンダース・トーマス・イェンセン監督・脚本作。
「ブレイカウェイ」(2000)「しあわせな孤独」(2002)「アフター・ウェディング」(2006)「悪党に粛清を」(2014)に続くマッツ&脚本コンビ。
[各作品名に、過去の感想リンクしてあります]
今回ノーザンライツ・フェスティバルのジャパンプレミアとして特別上映だったんだけど……コレ、日本公開するのホントに大丈夫DVDスルーでも危ない気がするけど。
始終女の事しか考えてないエリアス(マッツ)と大学教授ガブリエル(「裏切りのサーカス」(2012) のプアマン)兄弟の父親の死後、二人の出生の秘密が明かされる。
出産直後に死んでしまったという母親の事を調べ、人口42人の離れ小島へ辿り着くと、そこには他にも血を分けた兄弟たちが存在した
……て語ると何血縁を巡るサスペンスか、自分探しの旅的ドラマかと思うじゃ~ん
これがまた、素っ頓狂で危ないヤツらばかり
嗚呼嗚呼嗚呼~~ブラックが過ぎるわぁーー
あと満員のお客さんのスノッブな笑い
…先に大声で笑われるとさ~笑う気無くさない
ワタシだけ天の邪鬼なワタシだけ
すすり泣きと酔っぱらいもね、先にやられると乗れないww
…てかゴメン、それじゃなくても笑えなかったわ。
マッツ出て無かったら40点ww
だって…見て老人ホームに兄弟4人で女漁りに行き「もぅひとり女みつけた」のポーズ↓
マッツ来日の際、インタビュアーに「セクシーですね」と言われ「もっと言って」と子供のように喜びながらも「異国のオリエンタルさじゃない僕なんか、国に帰ったら普通のオッサンだよ」と答えていたのを思い出した。
普通 (じゃないけど) のオッサンを、母国語で嬉々として演じているマッツ…ハリウッド大作なんかでは絶対に見られない、貴重な作品。
コレをね、10年前ならまだしも…今演っちゃう。こんだけ売れてもなお、コレを。敢えて。
……そんなマッツがやっぱり好き(///∇//)ww