「ベルファスト71」(2014) 72点
劇場公開時は、“戦争もの” というくくりで避けていた。明日「不屈の男 アンブロークン」(2014) を見る予定なので、重い腰を上げて予習してみた。
だいたい「不屈の男」を前売り買ってまで見ると決めたのは
「名もなき塀の中の王」(2013) でジャック・オコンネルに見惚れたから。
［「名もなき塀の中の王」鑑賞時の感想はコチラ］
冒頭は英国軍の過酷な訓練風景ながら、
笑顔もあり～の、弟とボールで遊び～の、
オコンネル君の笑顔カワエエ
…とか思ってたのに。
いきなり
北アイルランド紛争のまっただ中、ベルファストに派遣される新兵たち。「北アイルランドは自国だ。外国へ行く訳では無い」と強調する
英国。
でも行ってみたら敵だらけよ～～
恐い恐い
しかもオコンネル君、撤退する味方に置き去りにされて…独りぼっちで傷だらけで。
無邪気な少年に助けられるも、果たして信用出来るのか
いや多分…誰も信用しちゃダメだーー
このシチュエーションも「ブラックホーク・ダウン」(2001) とカブるわぁ～
オコンネル君、トムハの若い頃にクリソツだもの～
顔が、というより態度が。“本格派”の佇まいがそっくり。
表情豊かなオコンネル君との対比で、IRAの新兵＝ショーンの無表情が、何考えてるのか分からず…また恐い。
IRAの中でも穏健的主流派と過激な暫定派の争いもあり、
誰が敵で誰が味方か…英国軍の仲間内でも分からない。
一番恐いのは人間。集団心理。宗教戦争って何なんだよいったい
…でも命を救うのも人間。見てる間中、終始上手く息が吸い込めず、ずっと心臓痛かったわ。
ジャック・オコンネル……もの凄く良い役者だわ。
普段の笑顔もカワエエ。↑本作の監督、製作者と。