「裏切りの獣たち」(2013) 60点

南アフリカの大都市ヨハネスブルグ。「その街の強盗事件発生件数、1日150件以上」は、この映画のキャッチコピー。
日本の外務省はレベル1の危険情報を出している都市。

奨学金欲しさにギャング逮捕に躍起になる若い潜入捜査官の主人公。
真面目な者がバカを見る世界で “正義を貫け” というのはお伽話。
上司の汚職に気付いてしまった主人公は警察に絶望し、今度は金目当てに強盗団の一員となってしまう。

「牛を喰らうもの、牛に喰われる」

ミイラ獲りがミイラになる…といった趣旨の劇中表現。


過度な爆薬や流血で煽るワケでは無いのが地味に恐い。

そして全体がじと~~っと粘っこい。
映画というよりも「警察潜入24時」みたいなドキュメンタリーを見てるようだ。


手持ちカメラの不安定さと、作り込見み過ぎない粗い画角の中に、時折ハッとするような画面は若手監督のセンスを感じさせる。