「ナイトクローラー」(2015) 64点

うん、凄い映画なんでしょう、多分。

でも好きにはなれない。でも眼が離せない。


元々すでに軽犯罪者だった主人公…ハマれば一線を越えることなど容易に想像がつくが、本当に軽々とアチラ側に踏み込むのを見せられると、こちらまで「ん
線なんてドコにあった
」という気にさせられる。きっと “この世界” に入ること自体が “線” だったんだろう、彼の場合は。

どんな業界でも、その世界独自のルールやモラルがある。
たとえ法律に触れることや、人間性を問われることであっても、その業界では当たり前…ってコトはよくある話だ。
その世界の内側に居る限りはそれが “常識” であって、そこで成り上がろうと思うならば人より上を行くしかないのだ。



そして需要があるから供給も成り立つ。

それを望み、金を払っているのは私たち野次馬視聴者。



主人公のやることが “犯罪” だから、“他人を欺く行為” だから胸クソ悪いんじゃない。
(だってギャングや殺し屋、スパイ映画が大好きなんだから。)
きっと、主人公のやることを “酷い” “ゲスい” と思いつつも、それを見たがっている自分に気付かされるから。


だからこんなにも嫌悪感を露にしてしまうんだろう。
それはきっと「焼肉大好き
」と言いながら、屠殺風景を見せられたら良い気がしないのと同じなんだろう。

……しかし、コレだけの行動力や悪知恵を持ち合わせていたら、もっと早くに他で大成できそうなもんなのにな、今まで何してた
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